以前当店で販売したFZRですが、オイルにじみが見られるとの事で入庫。
そんなにひどい漏れではないのですが漏れるはずのないところが漏れっぱなしでいい訳もなく、悪化する前に修理することとなりました。
ちなみに漏れが起きているのはこのあたり。
エンジン左側、ウォーターポンプのあたりです。
分解点検したところ、中のベアリング横にはまっているOリングが劣化したためじんわりオイル滲みが起きていました。
Oリングはご存知の通りゴムでできていますが、一か所が経年劣化で漏れ出した場合、近辺に使用されているゴムパッキン類も同じ負荷を受けつつ同じ時を過ごしているはずなので同様の劣化が疑われます。
実際は圧や熱ががかかるかからない等若干環境の違いで劣化スピードが違うという事はあるやもしれません。が、Oリングは一つ当たり100円前後と安価。交換費用の占める割合はかなり低い（工賃が大半）ので交換の際は同系統のゴムシール系は一気に換えてしまいましょう。
なので、このウォーターポンプ近くのホース取り出し口に入ってるOリングも換える！
ホース側にはまってるOリングたちも換える！
同時進行がないので必ずそうとは言えないのですが、実際漏れている部分を新しいものに換えたら今度は次に弱っているところから漏れが発生したっていうことはあるあるなのです。
こういう場合修理をしたこちらの見落としなのでサービスで手直しをすることになるし、そして一度直した所をまたやり直すって気持ち的に辛いものです＾＾；
もしも修理後すぐ漏れてこなかったとしても数か月後に漏れてきたらあーそこ前も直したのにまた直さないとなのか、てオーナー様もがっかりするでしょう。
しかし今回はちゃんと対応したから大丈夫と思われます。これでオイル漏れもすっきり解決でーす！
全て組み終わったあと、エンジン始動してみて実際他所から漏れがないか確認。
すると…
あり？なんか濡れてる。
ウォーターポンプカバー近く、今度はオイルじゃなくて冷却水が漏れている…？？
ﾋｲｲｲもう一回カバー開けないと／(^o^)＼
続く。
