去年当店で販売させて頂いたレブル250のオーナー様よりETCのご注文が入りました。
レブル250は去年新しく販売された車両ですが、セールスも好調なようで街でも走っているのをよく見かけますね♪
ただ、積載性が乏しいのとシートがキーではなく工具を使わないと取り外しができない為、シート下にETCを格納した場合カードを入れっぱなしにするか、工具使って毎回シート外すという事になります。
いくらシート取り外しがしにくいとはいえカード入れっぱなしはちょっと防犯上アレですよね、とはいえ工具で毎回外すのも…工具持ち歩かねばならないてことになるし。
ではどこに搭載するのがいいか~とオーナー様と話し合った結果、リアキャリアの付け根あたりに新たにステーを作成し、そこにETCバッグを取り付けすることにしました。
ステーについてはワンオフ。
ステーは販売されてるものもあるのですが、ばっちり車体に合うものもあるような、でも実際は加工したりちょっと工夫しないといけない事も多い。
そのあたりモノによってまちまちなのですけど、もし出来あいのものを手配して結局加工せんならんなら一から作った方がフィット感の高いものになるしコストもかからないので車体合わせでワンオフ製作をさせて頂くことにしました。
ETC、ETCバッグ、そしてステーを作る素材などが揃ったところでオーナー様にご連絡し車体を入庫頂きました。
さあいざ、取付作業スタート!
まずはETCのアンテナと配線、そしてカードを読み取る本体部分それぞれの配置を大体でイメージしていた通りでOKか車体に直接当ててフィッテイング。
アンテナは高速ゲート通った時に確実に受信できる箇所に取り付けたいのでメーター周りを予定…ていうか逆に他にあんまりスペースがないような~汗
ただここにアンテナ取り付けるにも、メーターが円形なので側面が湾曲している為アンテナを固定しづらい形状。
そこで正面部分に二か所あるボルト穴部分に長いボルト&カラーで高さを出したところにステーを取り付け、その上にアンテナを固定しようと思います。
まずはお手頃な厚みのアルミ板を大体の大きさにカット。
それからメーターのところに共締めできるよう穴を二つあけた後一度フィッティングしてみる。
切り出したままの形状だと不細工だし角があると危ないので角を落とした形状に整形します。
その結果、こんな形↓になりました。
手切りなのでよく見たら手作りってわかりますね…だけど車体合わせしつつ作った分コンパクトでフィット感抜群のステーになったかと思います!
その次はETCの配線と電源の取り出しあれこれ作業。
アンテナから伸びた配線を目立たないようフレームに沿って這わせつつ配線がもたつかないよう処理しながら固定。
あと電源の取り出しをどこから取るのが良いかテスター当てつつ検討。
配線をどうまとめるか大体決まったので次はETC本体を入れたETCバッグを固定する為のステーを作成していきます。
イメージしているステーの形状を型紙に起こしてみて車体にあててみます。それから型紙と同じ形状に素材をカットして取り付け穴を開けてから先ほどと同じように一度車体に取り付けてみます。
こちらのステーは少々厚みのあるジュラルミンで強度を持たせて作成しました。
何故こんな厚みのある素材にしたのかというと、ETCをご注文いただいた際にレブルのヘルメットホルダーが非常に使いにくいところにあるという話をオーナー様から伺っていて、ならば今回このETCステーにヘルメットホルダーも移設してしまおう!ということになった為です。
ヘルメットぶら下げるんでそれなりにしっかりした造りでないといけませんから!
さらにETCを固定する為の穴やらを開け…
何度かフィッティングしては加工をしたのち、ETCバッグを取り付けて、こんな感じに仕上がりました^^
ステー作成結構時間かかったけど、その分車体にあった形状に作成できたかと思う!
これにてレブルに無事ETC取り付け完了でーす♪