昨日ブログに書いたシグナスXですが、インナーチューブ研磨しつつオーバーホールした為あれからオイル漏れも再発せず問題ない事が確認できたのでオーナー様にお返ししました。
オーナー様は激しいフォークオイルの漏れを目にしていらしたからかインナーチューブも交換しないといけないだろうと覚悟されていたようで、修理費ご精算の際金額ををお伝えした際、あれっ思ってたより安い!的なリアクションでした。
なのでかくかくしかじかでインナーを換えていないと伝えたところとても喜んで頂けました^^
修理代頂く側が言うのもアレなのですがフォークのオーバーホールだけでも結構な出費。
インナー交換したらそりゃすっきり直るは直るんですが、車両の修理に新品部品ガンガン使ってたら費用は上がっていくばかりです。
フォークのシールが抜けるほど走行しているもしくは相応の期間所持してる車両に、糸目つけず修理代かけるというのもちょっと現実的ではないですからね!
コスト抑えつつちゃんと修理できたことでお客様が喜んで下さって、次何かあった時にも頼りにして頂けたらいいなあと思います。
とまあ先日の修理の振り返りもほどほどに、ご近所の新聞屋さんからニュースGEAR修理依頼のお話に移ります。
エンジン周辺からオイル漏れしているので見て欲しいとのことです。
しかしぱっと見た感じではそんなオイル汚れは見られないような感じなのです。
どこだ?オイル漏れって。
エンジン周辺をさらにしっかり観察したところ、クランクケースの合わせ目にじんわりと油汚れが出ているような気が、しました。
プレス車は日々かなりの重量物(新聞)を載せて走り回ってるので、ドライブベルトの状態チェックもしといたほうがいいなあと思っていたしケースを開けてみることにしました。
すると…
ビンゴ☆
ケース内にはドライブベルトの削りカスとオイルが混ざったものがべったり付着していました。
オイル漏れ起こしていたのはこの↓クランクシール部分。
ちなみにシールの向こう側にはエンジンオイルに浸されたクランクがあります。
なのでこの部分のオイル漏れが進行すると、当たり前ですがエンジン内に循環しているオイルが減っていき焼き付きの原因になります。
それにケース内が油でべちゃべちゃになったら駆動系の動作にもよろしくない影響が出るかと思います。
ということでクランクシールと共にすでに油が浸みてしまったドライブベルトも念のため換えることにしました。
ベルトの摩耗具合だけ見たらまだまだ使える状態ではあるのでちょっと勿体ない気もするのですけど、新聞屋さんのほうからもう換えちゃってと依頼されたので、換えちゃう!
シールが到着するまでの数日の間、漏れが起きている部分に念のためウエス巻いておきます。
そいえば…漏れた場所は全然違うけど、こないだのシグナスもシール来るまでこうやって↓ウエス巻いてたな~w
クランクシールからは今時点でそんな激しく漏れは起きてないんですけど、知らない間にオイルが滴って、それをちくわタンが踏んだり舐めたりしたら嫌なのですよ!
パワステはお客様を除けばちくわファーストなのであります…♪
あとは部品待ちなので、今日はここまで~。
それにしてもケースのオイル滲みはぱっと見では気づかない、ほんと言われなきゃ分からん程度のものだったのに新聞屋さん良く気付かれたなあ~!
置いてる場所に微弱に伝い漏れたオイル染みでもあったのかもですね。
皆さんもバイクを停車してる場所の床に油汚れがみられるようなことがありましたら、どこから油漏れが起きてるか気にしてあげてください。
軽微なものであれば簡単に直ることもありますので~^^