あるお客様が、通販で購入した中古車を直してくれないかと車両お持ち込みされました。
それがこちら↓
ぱっと見たとき何かわからなくて。んん?400㏄?400fourじゃないっぽいけどCB400SSにしては年季入ってるしえらい錆びてるけど何これ??って店長に聞いたら、外装は400ってなってるけどなんちゃってらしく、ベースはGB250クラブマンだとか。
近づいてよく見たら確かにエンジンに249て刻印されてたわ…。
この車両はつい最近購入されたところだそうですが、どうもクラッチがうまく切れないそうです。
全体的な状態や年式を考えると、クラッチ板が摩耗してるだけでなくクラッチハウジングやボスが傷んでいるのではないかと思われます。
ちなみにこのGB250は車体価格は割と安価ながら結構タフな車両でロングセラーかつ絶版になってからも人気がある車両でした。
調べると初めて発売されたのはなんと1983年だそーです。
つまりど初期になると40年近く前のものになるってことですね。
そう考えるとすごい前だなぁぁ…^^;
さて今回お預かりしたこのGB250、車台番号を元に補修部品の在庫状況をざっと調べると、どうやらほぼ規格ものであるクラッチ板は在庫あるけど、クラッチハウジングやボスは絶版になっているようです。
つまりハウジングやボスの状態が悪い場合は修理不能という事態もありえる…(@@;)
今まで何度もこのブログで話してますが、改めて通販怖いなって思います。
まずパソコン画面で見るデジカメ画像って2割増し綺麗に映るので、現物よりも良いものに見えちゃうんですよね。
あとこういう古い車体は購入後修理でデカい出費が発生するのもアレですが、そも部品が絶版の為修理不能になったりするリスクがありますのでそのあたり踏まえた上で選択しないといけません。
本当は命乗せて走るものだし、もっと慎重に、できれば現物をちゃんと見てから吟味して買って頂きたいなあと思うんですけどねぇぇぇ…^^;
まあ今回は購入してしまわれた後ですし、どうにかして直したいところです。
とりあえず明日以降クラッチ開けようと思います。続く。