久々KDX125の修理の話を数日書いていましたが、同時にお預りしていた修理があったので今日はそちらのお話。
車体丸ごとではなく、部品を一部お預かりしての修理です。
お仕事を依頼下さったオーナー様は、今年の春にも部品のみお持ち込み頂いての修理をお受けしています。
その時は↓こんな作業でした。
前回はCB750Fのキャブレターをお預かりしてのお仕事でしたが、今回もCB750Fの、フロントブレーキ修理のご依頼です。
フロントのブレーキマスターとブレーキキャリパーが固着して動作しないという事でそれぞれ部品でお持ち込みです。
前回キャブのお仕事を受けた当初は車体丸ごとお預かりする流れでした。
しかしブレーキが固着している為ローターから外してる状態と聞き、ブレーキ使えない車体を積み下ろしは主にバイクに危険が及んだら大変!てことでキャブだけを持ってきていただいたのでした。
キャブお預かり時に話でしか聞いていなかったブレーキ周りですが、さてどんな状態かしら…。
持ち込まれたマスターとキャリパーをいざ見ていきます。
まずはブレーキマスター。
比較するものが無いのでわかりづらいかもですが、やっぱりゴロンと金属の塊な重厚感があります。
そしてタンクが樹脂製なんだなあ。よく見る純正のブレーキマスターとだいぶ形状違いますね。
でも思ったよりきれいだな、て思ってたけど後で聞いたらこれ一度店長が洗って大体の汚れ落とした後らしく、お預かりしたときはそこそこ風格のある状態だったとか。
しかしざっと洗った程度なので今もマスターのピストンは固着したままです。
ブレーキレバーを握るとこの矢印で指してる部分が押されタンク内に圧がかかるのですが、ここが固着してるのでレバー握っても油圧がかからない状態です。
このピストン部分、補修の部品が出るか分からないし力任せにガンガンしばいたり引っ張ったりしてボディやピストン自体を痛めたらアレなので、とりあえず色んな方向から潤滑油ぴゃーぴゃー吹きかけて馴染むまでしばらく放置しておきます。
さて、マスターのピストンを漬け置きしてる間にフロントブレーキキャリパーの方も見ていこうと思います。
このキャリパーはお預かりしてすぐの状態。なるほど年齢相応の風格出てるw
各所についているゴムのシール類もひび割れ多数出てます。
オーナー様はシール類は出来るだけ換えたいと仰ってたけど…部品出るんかな~(汗
あと心配なのはキャリパーピストン。
こちらも現状固着してるらしいのですが、ちらっと見える感じだと、かなりキて(腐食して)そうな感じです。
マスター同様力任せにアレコレはできないので同じく潤滑油じゃぶじゃぶにかけて馴染むまでしばらく放置します。
とまあどちらもぬるぬる放置プレイ(?!)入ったので今日のお話はこのくらいにしときます。そんなわけで、また明日ノシ