POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

油漬けしたそのあと

 CB750Fパーツ修理の続き。

 ブレーキマスターとフロントブレーキキャリパーを預かってあれこれって話してましたが、後で気づきました。他にもあった!

 フロントホイールも一緒に預かってました^v^;
 こちらはホイールベアリングの打ち換えをご依頼頂いてます。
 で、いざベアリング外そうと思ったらアクスルががっちがちに固着して回らない。ホントにがっちがち。
 つまりこちらもオイルびしゃびしゃに吹きかけ以下略…しておいたのでした。

 ということでオイル漬け三品…って書いたらちょっと美味しそうですが、漬け込んでるオイルは5-56ですので全然食べれませんけどねw
 ひと晩漬け置きしたのち作業再開です。


 まずブレーキマスター。

 多少やさもさしましたけどボディ側を傷つけることなくピストンを抜き取ることが出来ました。
 ボディは腐食が出ている部分を出来るだけ清掃したり研磨したりで修正。
 ピストンも修正して再利用しようかと思いましたがそんないい状態じゃないそしてまだ部品が出るみたいなので、部品あるうちに交換しておきましょう。

 次はキャリパーピストン。


 
 こちらもオイル漬けが功を奏し固着してたピストンを抜き取ることに成功。
 キャリパーの内側もうっすら腐食が出ているので丁寧に清掃研磨。

 キャリパーから抜き取ったピストンとシールはこんな↓状態でした。

 シールはもう弾力無くなって硬くなってたので交換したいところ。
 ピストンも全体に腐食が浮いてて、これはどうかな~って感じ。

 あまり深い錆だとシールを傷つけてブレーキ液漏らす原因になるのでちょっと気になります。
 でもめちゃくちゃメッキ捲れあがってるって程でもない?
 とりあえず研磨してみます。

 ううーん。綺麗になったけども、研磨したことで思いのほか腐食が進んでたってのが逆に分かりました。
 フロントブレーキキャリパー左右あるんでピストンは合計4つ外したんですがどれもこんな状態。

 ブレーキは安全に走る為に最重要な部分ですから、これは換えといた方がいいかも。
 部品があれば、だけど。あるのかな?

 ということでかちかちになってたシールや亀裂入ってたブーツそしてまんべんなく腐食してたピストンも全部純正部品の在庫状況調べたところ、新品の部品全部あるとわかりました。
 うん、換えましょう。オーダーだっ!(・∀・)


 最後にホイール。

 アクスル、抜けたーーー\(^o^)/
 何気にこいつが一番ガッチガチで手ごわかったそうな。
 でも何とかホイールを痛めることなく抜き取れましたよ~^^

 で、いま店長うっすら筋肉痛きてるぽいという誰得情報(笑)

 そして分解することができたホイールベアリングですが、こちらは部品在庫の心配は要りません。
 ベアリングってばっちし規格決まってるんで、生産されなくなる事ってまあ無いのです。
 そしてアクスルはあんなに手を焼いた割に研磨したら使えそうなのでこちらは再利用します。

 とまあこんな感じで全てのオイル漬け部品は分解そしてチェック完了し交換部品の特定とオーダーをしました。
 部品が到着するまで待ちです。てことで今日はここまでノシ