あるお客様から、乗らずに置いていたら動かなくなった原付を直して乗るとしたらどれくらいかかるか見て欲しい～とのご依頼が。
おうちまで車両を引き取りに行ってきました。
こちらの車両はインジェクション車なので、乗らなかった期間が1年前後だったら大体バッテリー交換だけでいけたりします。
しかしこちらの車両はオーナー様いわく二年以上放置しちゃったとのことでした。
放置年数が長くなると、バッテリー以外にも不具合が発生する確率が上がります。
その不具合としてよくあるのが、タンク内のガソリンが劣化してどろどろになってタンクやガフューエルポンプの清掃が必要になったり、もっと酷いことになるとタンクが錆びてタンク・ポンプの交換が必要になる場合もあります。
あと、この形式のヤマハエンジンは長期放置すると冷却水を回しているウォーターポンプがダメになる（厳密にはポンプ内のオイルシールが抜ける）傾向にあります。
いうて放置期間や保管環境によって状態は変わってくるのでまず点検していきます。
そして各所調べた結果、ガソリンタンクの中は幸い？にもガソリンがほぼ入ってなかった為、ドロドロになったり錆びたりすることもなかった～＼(^o^)／
しかしウォーターポンプのほうは、シールが抜けかけていました。
これを処置せず乗り出したら途端シールが抜けてエンジン側に冷却水が流出する羽目になるので、もしこれから使用頻度が上がるのであれば先に交換しておくのが望ましいです。
これらの結果を踏まえて、あとこの機会に換えておくべきオイルやプラグなどの消耗品交換も追加した修理見積をつくりオーナーさまにご連絡。
すると修理して欲しいというお返事を頂きましたので修理着手していきます。
当店はヤマハ車のお客様がメチャクチャ多いのでウォーターポンプの部品は常備してんだなﾌｯﾌ…てことで在庫してたガスケットやシールたちでウォーターポンプを修理していきます。
他に交換すべき部品たちも全部揃っているのですが、ウォーターポンプのオーバーホールが地味に時間がかかる作業なので、でも今丁度急ぎの仕事とか無いので明日には仕上がりそうです＾＾
諸々合わせたらそこそこの修理代にはなるんですが、来年には純粋な50㏄の新車生産が終わる兼ね合いで、50㏄が値上がりしてる傾向があります。
今手元にある原付がそんなに過走行ではないのであればしっかり修理して乗り続ける方が低コストと思います。
ところで今回修理したヤマハの原付、あっちのポンプとこっちのポンプと～って心配どころが多い感じなのですが、そこさえ押さえておけばそこそこタフなバイクなので直す価値があると私どもは思ってます。
今おうちにある使ってない原付をバリっと直してまた使いたい、または今使ってる原付をリフレッシュさせたいなどのご要望承りますのでお気軽にご相談くださいね＾＾
