http://motor.geocities.jp/takupower_sta/photo/diskr.JPG
エンジンかからないとか急に変な音がし出したとかいう突然顕著に現れる症状以外は、自分のバイクの異変って結構気づかないもんだなあと思います。
体感できる異変でも少しづつじわじわ現れるものであれば気づかなかったり…例えばタイヤの空気はごく微量づつ抜けていきますが、それを毎日『ああ昨日より抜けてるわぁ』なんて感じないですもんね。
私自身も基本おーざっぱな性格なので何かきっかけが無い限り自分のバイクのコトを気にかけたり、何か異変が無いかまじまじ見つめたりしません。だからリアサスがばっすーと抜けたりしても気づかない恐れ有!
このログでさんざ偉そうなコト言ってるくせして実際はそら酷いモンです(笑)
話は移って昨日のことですが、お客さんのバイクのブレーキローター交換をしました。
先月にも他の方のローターの交換をしましたが、アレはディスクが削れて薄さが使用限度を越えてました。パッドも超片減り状態でブレーキをかける毎キィキィ鳴いてたそうだし、もうこれはヤバい!というわけで交換したのです。
しかし今回換えて欲しいと仰られたお客さんのローターは、そない酷く削れがあるようには見えず、実際に指でディスクを撫でてみてもえらく磨耗しているということは無かったのです。
え~まだ使えそうじゃん。と私は思ったのですがお客さんによると、ローターにクラックが出来ているんですって!
そう言われてみれば…近くでよぉーっく見ると…あっ本当にヒビ!こっちも、わっこっちにも!!
外してから間近で観察した結果、大小合わせて10箇所近くのヒビが発生していました。これは確かに危ないなぁ。
でも一番大きなクラックでも注視しないと気づかないって感じです。私のバイクのブレーキがこんななってても、ブレーキの効きに影響がないのならきっと気づかん自信マンマンやわ~^^;
そして、小さな異変に気づいたこのお客さんすごいなぁ!って、関心しちゃいました☆
ある原付ユーザーさんに以前、『悪いところは全部見ておいて欲しい』というようなコトを言われたことがありましたが、正直、そんなのはできないです…><
中古だったら悪いところなんて当たり前にあるだろうし、悪いと悪くないの基準は私たちとお客さんとではきっと違います。
私たちは基本『ここが調子悪い』というお客さんの声から点検をし、修理をしています。
しかし言われた以外の部分まで勝手に点検修理して、その費用を請求したら普通怒るでしょ~。
てなわけで、バイクに関して全てを任せてくれるのはとっても嬉しいけど、ユーザーさん側も自分で自分のバイクの状態を大体でも把握しておかないといけないかなぁ。。
と、私自身にも言い聞かせてます…ハイ…^^;