http://motor.geocities.jp/takupower_sta/photo/kamus.jpg
昨日腰下まで組んだエンジン・今日は腰上を組んでいきます。
組む前に、バルブシールも打ち換えしときましょうか。
さらに…カムシャフト、入れ替えてしまいましょうかねェェ~ww
さてここでカムシャフトとは?なぜカムを入れ替えるのか?解説。
(さ~あ、上手くできるかな…^^;)
写真で見ていただくと、シャフトにおむすび状のものが二つ、くっついていますよね。これがエンジンの回転に比例して回りながらバルブを押したり戻したりします。
カムが一番バルブを押す場所はおむすびの頂点部分ですが、頂点近辺の傾斜がノーマルよりなだらかな造り(えーと…角っぽくないより丸に近い形状といえばいいのでしょうか?)、俗に言うハイカムであればノーマル時よりバルブの開いている時間が長い、という感じです。
というわけで、このおむすび状の部分の形状(カムプロフィール)によってバルブが開いている時間が変わり、エンジンの特性も変わってくるというわけです。
さてさて、なぜバルブが開いている時間を長くしたいかというと…(もう言うまでも無いかもしれませんが…)
バルブは混合気を燃焼室に送り込む吸気バルブ・そして燃焼後の燃えカスをマフラーへ送り出す排気バルブの二種類がございます。
このカムが付いているエンジンはシングルの2バルブなのでカム山は二つ、おむすびのひとつは排気バルブ、もうひとつは吸気バルブを押し引きしています。
効率よい燃焼を促進するには燃焼室から燃えカスをちゃんと外へ出してあげるのが望ましいし、混合気をたっぷり吸い込みたい。バルブが開いている時間が長いと、それぞれがより効率よく行える!結果、最高速が伸びたり中高速の加速が増す反面低速はちょいイマイチ…とかいう変化が生まれますが、カムプロフィールによって変化の度合いはそれぞれだと思います。
ここで注意!
ハイカムと言っても、カム山を高~くして開いている時間を長くする…というわけでもないのです。
カム山が高過ぎるとバルブのリフト量が大きくなりすぎ、ピストンの頭と激突してしまいますので…。
そう、燃焼室で<排気/吸気>が行われる時は同時にピストンが、<排気を外へ押し出す/混合気を圧縮する>為にシリンダー上部へ上がっていこうとしているわけですから。
バルブが規定値を超えておもくそにょっきり飛び出したりしたら上がってくるピストンとバルブががっちんこ☆となりますよね。
なので、カムの直径自体は純正とほぼ変わりません。
でもホラ、見てください。
今から組もうとしている新しいカム、元々入っていたカムと見比べて、でかい!
…いや、ウソですすんません…^^;
正直ぱっと見てすぐ大きい違いは分かんないです。どころか、ハイカムの方が華奢に見えます^^;
でも純正より強度のある素材で作られているし、先に書いたとおり明らかにでかけりゃいい!ってもんでもない。
何といっても某一流メーカーが作ったハイカムですからね~目視で微量な差でも実際動かしたときに明らかに違うと感じれるような効果が出るのですよ♪
とか言いつつワタクシ、ハイカムの入ってる車両なんて乗ったこと無いからどんなんになるのか実は知らないのです(笑)
やだなぁ~ホント耳年間って・ね!!(爆)
クチばっかもアレだし、組みあがったらちょっと乗らせてもらおかな~っ(^-^;