去年に当店で中古車を買ってくれたお嬢さんがオイル交換にきてくれました。
その時お嬢さんが、
『うちのお父さんがエンジンの音がなんかおかしくないか？っていうんです、私はわかんないんだけどどうなんでしょう…』
って仰るのです。
ん、おかしい、この車両は確か販売前にうちで腰上をオーバーホールしてるし、そのあときっちりオイル交換に持ってきてくれてるから
焼けるなんてことはない、はず…。
しかしもしかしてのもしかして、組み損なったりなんかしちゃってるんだろうか？
とりあえずエンジン音を確かめてみる。
すると納車したときにはしていなかったノイズが出てます、結構な音よこれ～＞＜；；
一般的に女性は機械に対しての知識や興味がないもんなんで聞いてもわからないのはしょうがない。
だけど、こんだけ明らかに以前と違う音が出てもわからないんだなあって、なんというか感心しました。
とにかくうちから販売してまだ一年経ってないので、保証期間は過ぎてるんだけどちゃんと原因を追求しておきたい。
なので預かることにしました。
しかし何だろう、原因。
エンジンかけてすぐ大きい音がして、でも回転を上げると収まってくるんですよね、これなんとなくエンジンじゃない気がする。
店長もエンジンじゃなくクランクじゃないかと。
でも、エンジンかけて聞いてみても小さい車体だからどっから鳴ってるのかよおわからんw
とにかくクランクを開けてみますた。
すると～…あたり！ここだ！
クラッチの内側にあるはずの。シャフトとの間を埋めてるシールどっかにぶっとんじゃってた！
だからか、低速の時は中でクラッチが踊ってガチャガチャいうて、回転が上がるとクラッチがベルトに引っ張られることで
位置が安定して音が収まってたのね。なーるー＾＾
クラッチを交換してもう一度始動してみたら音は収まった！
念のため試乗もしたけど動作もばっちり♪
このバイク、お嬢さん自分で可愛いシール貼ってデコったりしてくれてて、きっと大事にしてくれてたと思うんで
大変な事態でなくてよかった～w
それにしても、ちょっとエンジン音きいただけで異常に気づいたお父さんGJっ＾＾b
