年末に故障した為お預かりして結局修理はやめときましょうってなったプレスカブの、エンジンは実際どんなことになっとるかな?気になるなるなるなる…
実は見積りを作った時点ではがっつり分解点検はしなかったのです。
新聞屋さんが使う=ハードユーズ ということでかなりシビアめな修理内容にしてありました。中途半端な修理をするとすぐダメになってしまうので。
ちなみに見積時は症状が突然出たということと、キックスターターの感触がゴリっとしてた為
カムチェーンガイド粉砕→粉砕したものがオイルストレーナーに詰まる→エンジンオイルが全体に回らない→潤滑不良で焼ける
…とまあこんな感じで壊れたんちゃうかなあーと予測してます。
見積りを想像で作ったんかい!って言われそうですが、見積もりに挙げた部分は換えないとダメだろうってものが大半でしたのでそんなに誤差は出ません、しかしもしも修理をするとなってたら実際に分解点検をしてから交換部品を特定して作業しています。
さてだらだらっとした言い訳?みたいなのは置いといて、分解してみます!
こういう時間て無駄なように見えるかもですが、特定車種の故障しやすい部分や傾向を知ることができるのは有意義かなと思います。新聞屋さんがお得意様ならなおのこと。
エンジンを開けるべくオイルを抜き去ります、すると古いオイルを受けるトレイからカツンっと堅い音がしました。
古いオイルが溜まっている中に手を突っ込んでみると…
いたいた、いました。黒い樹脂のかけらが。
これは見覚えがありますよ~まさしく、カムチェーンガイドですね!
さらに分解を勧めるとやはりオイルストレーナーから沢山の黒い樹脂が出てきました。
やはり海外生産に移行した後に生産されたカブは過走行になったらオイル管理きっちりしててもカムチェーンガイドが粉砕することがあるみたいです。
国内生産だった時はこんなことなかったのにね~、やっぱ国産品ってハイクオリティだったんだなあ。
て、もう戻ることはできない昔はよかった論を言うても仕方ないですが。
ということで分解して点検をしてみましたが、エンジンはしっかり焼けてたしやっぱり高額修理は免れない!というオチでございました。おしまい。