ここんとこミッション車の整備仕事が続けてあったそれも落ち着いて店内スッキリだなーと思っていたら、新たな修理依頼がやってきました。
入って来たのはスズキ アドレスV125。
断トツのコンパクトさそして軽快な走り、リーズナブルな価格帯ということもあり125クラスの人気車種ですね!当店でも結構販売した車種です~^3^
で、今回こちらのアドレスが何故入庫されたかというと、エンジンがかからないとのこと。
始動確認をさせて頂いたところ、なんか初爆がないような感じがするようなような…汗汗
そしてオーナー様いわくオイル交換した記憶がないとのこと…。
…嫌な予感しかしない^▽^;
もしかして焼けてるのでは…。
まあでも今わかってる情報だけでじゃあエンジン開けるか、っていうのはアレな気もする。
もしかしたらエンジンの中にカーボンが溜まってそれが悪さして圧縮抜けみたいな風になっているかもしれない、なので開ける前にまずプラグホールからカーボンを溶かすケミカルをぶっこんでみます。
これで圧縮戻って初爆感じれるようになったらいーんですが…。
ある程度カーボン汚れが溶けたかな?という頃合い見計らって再び始動確認をします。
すると、やっぱりかかりそうな感じがしない。
というか…なんかどうも…別の所も壊れてるような感じなんですよね。
プラグの火が散ってないっぽい(ーー;)
さらに分解して電気系統を調べてみます。
結果、ステーターが壊れていることがわかりました。
これ直さないとまずエンジンに火を入れることができません。
そしてここで気になるのが今までオイル交換をしてないというオーナー様のご申告…。
ステーターを直して火が入るようになったとしてもエンジンが焼けてたらやっぱりエンジンがかからないんだよなあ。
ちなみにステーター直すだけでざっくり4諭吉、エンジン直すとしたら程度によって変わりますがステーターの倍くらいはかかることも。
んーと。
これ…直す?^^;
とりあえず修理の手を止めオーナー様にご連絡させて頂き上の内容をお伝えしました。
そして、今回は修理せず一度持って帰られるという話になりました。
非分解での点検は無料で行うのですが今回はかなり分解して点検しましたし、ケミカルも使用しているので点検料を頂き、お返ししました。
アドレスはいいバイクですし直せばまた乗れるんでしょうけど、言うて10年以上経っている車体にん万もかけて直すのはなんというかまあ…合わんというか、非現実的ですわねぇ…。
今回修理ではお役に立てませんでしたがエンジンかからない原因はある程度突き止められた事でご納得いただけたようだしまあこれはこれで。
こんな感じで原因不明の故障等でお悩みの方はよかったら相談くださいネ、出来る限りご希望に添えるような修理の方法を考えさせて頂きますよ~^^9