昨日の日記ですがちょーっと長くなったので途中で終わってましたが、エンストする4ストJOGの分解点検あれこれ話、続きいきま～す。
ヘッド開けたらバルブとピストントップがタッチしてっぽいやーん☆っていうとこで終わってましたね～。
入庫時点でクランクのベアリング（腰下）かららしき異音出てたのでクランクはアウトくさいのですが、さて腰上はどこまで逝っちゃってるんだろか…ということでシリンダーを引き抜きました。
ピストン↓
スカート部分にやや当たりがついてきてますが、思ったより損傷してません。
もし修理をするとしたらリングやピストンピンなどと共に交換はした方がよさそうですが。
そしてシリンダー↓
びっくりです！ノンダメージ、つまりこのまま使えそうな状態でした。
メッキシリンダーなので交換すると高くつくのですがメッキシリンダーだからこそ耐えてくれたのかな～？なんて。
私は燃焼室の原理をあまり理解できてないので、クランクにガタ出てるったらピストンがまっすぐ上下しないから腰上もがっつり焼けてるもんだとばかり思ってたんですけどね～。
まあ私STAFFの実践知らず＆頭でっかちな知識レベルはこんなもんです／(^o^)＼
ただ、クランクからの異音は一度出だしたら勝手に直ることは絶対になく、悪化していくのみです。
悪化するという事はベアリングの損傷が進みガタもどんどん出てくるので結局いつかは腰上焼けます。
これくらいで大体の被害状況が把握できたのでもう腰下まで開けません。
代わりに昨日摘出したウォーターポンプに戻ります。
マーガリン特盛になってたやつね。
本来はこのマーガリンの下にベアリングがはまっていて、その中央部にインペラーシャフトが貫通してるはずなのです。
ちょっと上に乗っかってる特盛マーガリンを除去しました。
するとこんな↓状態に。
変色したアウターレースと外れたインナーレースはかろうじておりましたが、その間にいるべき玉っころが全部いなくなっていました。
（参考：ベタなベアリング↓まあ基本はこんな形してる）
さあ、中の玉っころどこいった…多分、カムチェーン通ってるところから腰下に落ちていったのかな？と店長に問いかけてみると、恐らく腰下に行って踊ってクランクベアリングを攻撃して、異音発生という感じではなかろうかという見解でした。
エンジンオイルを抜き取ったら乳化したオイル+銀粉が出てくるんだろうなあ～今まだオイル抜いてないんですが…＾＾；；
ここまでを踏まえて必要部品を店長が拾い上げてくれました。
ひいぃ…長いワ…汗
部品点数こんだけあると部品代は勿論工賃もかなりかかってしまうのでなんともいいにくいんですが、とはいえあまり回答を引き延ばすのもいかがなものかってアレですし。
明日これをパソコンで清書したらお客様に連絡することにします…。
