まずはこないだの火曜日の話からはじまります。
明日は店休みだしちょっと飲んだくれてから帰ろうかな~(帰りは徒歩ですので飲酒運転は一切しませんよ!)と営業終了後店のシャッターを半閉めして店長とビールをダラダラ飲んでたら、常連さまが慌ててアドレスV125を押して来店されました。
どうやら近くでエンジンがかからなくなったそうで、ああっ開いててよかった…と呟いていらっしゃった。
ほんとよかった、この時閉店時間から1時間ほど経ってたので、いつもならもう帰ってる時間ですた!
ダラ飲み正解!(謎)
でももう店長も私もお酒入ってるし次の日は定休日なのでお預かりだけして、常連様には代車をお貸出し。
そして休み明けすぐに預かったアドレスの状態を点検しメインスイッチの接点不良を発見!
修正してお返ししました。手間はかかりましたが部品の交換が不要だったのですぐ直せてよかったです。
そしてオーナー様に車両をお返し。
すると、またエンジンがかからなくなっちゃった(;'∀')とすぐに戻ってこられました。
修理終わって試乗した時は問題なかったのに…。
GSX400Sに続いてアドレス、あなたも帰ってきちゃうのね。
スズキ家の方々が出戻ってくる~!なんで~!(つд⊂)エーン
なんてアレはさておき、GSXは修理後因果関係のないエンジン不動での再入庫でした。
しかし今回のアドレスは同じ症状なのでまだどこか見落としがあったりはたまた複合要素がからんだ故障なのかもしれません。
エンジンがかからない、という一つの事象に対して原因は多数ありますから。
再度お預かりした時にスイッチ修正完了時点で頂いた修理費は返金させて頂き、さあ再度点検です。
このアドレス、経緯を修理台帳でチェックすると当店で新車をご購入いただいてから13年経ってました。
きちんとオイル交換は来てくださっていたのでエンジン焼けたとかいうことはなさそうなんだけど、10年超えたスクーターって全体的に経年劣化によるトラブルが多数出てくるお年頃だったりします。
実際にこの車両数か月前メーターが動かなくなって交換したところなんだよなぁ…。
こういうトラブルが多発してくると、皆さん一般的に ああーそろそろ買い替え時かな… なんて思われるようですね!
機械は生き物ではないので寿命なんて本来はありませんし、壊れたところを直し続ければいつかは健康体になります。
修理にかかる価格がどんどん膨らんで、そこに合わせてバッテリーやタイヤなどの消耗が重なったら、そりゃもう直すのやめよかな…て気持ちになると思います。
このアドレスも先日のメインスイッチ修正ですんなり直ってたらよかったんですけどねー。
他にも故障個所があるとしたらそれをはっきりさせて、でもって直すか直さないかの最終判断はオーナー様にして頂こうと思います。
さてさて。
始動確認をすると初爆(エンジンかかるときのボンっていう圧)がなくセルが空回りしてるだけな感じ。
外装をとっぱらって配線やプラグコードなど電装をメインに再チェックしても、火が全然飛ばない。
今イグナイター修理してるGSX400Sと奇しくも同じ症状とか、スズキ家の方々よ…。
晩秋のエレクトリカルパレードが始まる予感…はぁ。
つづく。