火曜日に中古車のJOGを無事納車し、ほっと一息…したのも束の間、別のJOGがやってきました…。
またもJOGか^v^;
このモデル(4stJOG)はここ10年くらいで販売されてた原付の中では(私個人的に)製品的なポテンシャルがピカいちですし、実際街中で見る台数もかなり多いイメージ。
そして当店でも新車・中古車合わせるとかなりの台数を販売しています。
なので修理やらなんやらで触る機会が増えるのは必然と言えば必然なんですけどね。
お陰でJOGの設定値とかあれこれを調べなくても覚えてもたわ!と店長談w
それはさておき今日入庫したJOGはエンジンがかからなくなったとのことで入庫しました。
すぐに非分解の点検をしてみたのですが、どうもすぐどうこうできる感じではなかったのでお預かり、そしてしっぽり分解点検です。
そしてあれこれ調べた結果、エンジン内にカーボン汚れが堆積しているのが判明。
しかしこのJOGはフューエルポンプ改良などカーボン堆積対策がされた後期のものなんだけどなあ、とエンジン内の洗浄をしつつ他の所も点検していくと…
原因はこれかな!
エアフィルターがめちゃくちゃ汚れていて、空燃比が狂っ(フィルターが詰まっていることで取り込めるエア少なすぎ=ガソリンが濃すぎる為エンジン内で不完全燃焼を起こし)たようです。
左側にオレンジの部分がちょこっと見えていると思いますがこれがエアフィルター本来の色です。
かなりどっさり汚れが積もっているしこのフィルターは乾式なのでもう新しいものに交換してしまいます。
あとスパークプラグの電極を点検。
これ汚れもさることながら新品と比べ電極自体がかなりちびてるのがわかりますでしょうか!
ということでこちらも交換。
車体の感じ、恐らく今まで整備らしい整備はせず乗ってこられた様子…まあ原付はそうなりがちですが。
どちらも定期交換部品ですからこの機会に交換しておけばまだまだ元気に走ってくれると思われます!
最後におまけの微調整。
コントローラーを車体に繋ぎ、インジェクションの燃料噴射量を少なめに変更。
この車両のオーナー様家から駅までの単距離使用っぽいので、エンジンかけてる時間が短いはず。
こういう使用環境だと温まりきるまえにエンジンをOFFしてしまうのでどうしても不完全燃焼気味、つまりエンジンにカーボン汚れが発生しやすくなるのです。
それを少しでも緩和する為、燃料噴射量を少なめに絞れるぎりぎりのところまで絞ったわけです。
あとは試乗してみて問題が無かったら修理完了なのですが、いま雨降っているので試乗ができていません。
午後には雨が上がるらしいので、そしたらいっちょゴキゲン伺いしてきま~す^^9