原付のエンジンがかからなくなったー！というお客様が来店。
長いことエンジンオイル換えてないからかな？とオーナー様は仰るんですが、オイル換えなかったのが原因でのエンジン不動だったらえらい重症のはず。
しかしメーターを見るとトータルで5000㎞ちょいしか走ってなかったのでオイルが原因ではない気が…ってことでキックスターターで無理くり始動を試みたらエンジンかかりました！
どうやら寒いのに短距離でしか使わないから一時的にカブったもしくはスス汚れが燃焼室に溜まっての始動不良だったようです。
しばらくお外で空ぶかししてエンジン内部の汚れを無理やり吹き飛ばしたのでこれで様子見て頂くことに。
ここで来たついでだしオイルも換えてほしいとご依頼を下さいました。ありがたや～！
早速オイル交換していきます。すると…
オイルしばらく換えてないっていうだけあってえらい汚いというか…乳化している。
JOGでこんなにオイルが乳化するのって珍しいなあーて思ってたら、どうやらガソリンキャップの不良だったみたいです。
このキャップの山が潰れたりなんやかんやでちゃんと閉まってないところに雨水などが侵入し、中のオイルと混ざり合って乳化するようです。
店長いわくこのキャップが変形してたりなんやかんやの不良は頻繁ではないもののちょこちょこあるそうです。
その為部品も在庫してたのですぐに交換することができました＾＾
オイルが乳化したとしてもすぐどうこうなるってことはないのですが、このまま水がどんどん入っていくとオイルが薄まって潤滑不良が起きる可能性があります。すると最悪、エンジン焼けます。
ちなみにオイルキャップ開けたらキャップ内側に付いてるゲージで量や状態がわかるようになっています。
しかし実際ご自身で点検しているという方は少ないかと思います＾＾；
なのでオイルは交換距離来たらちゃんと換える、そして距離来てなくても1年くらい換えてない場合は距離走っていなくても換えちゃうほうがいいですね！
ちなみにオイル交換はガソスタでもできますが、できればバイクショップで交換されることをお勧めします。
ガソスタをお勧めしない理由としては
① 使用されているオイルがバイクに適した油種・粘度かどうかが分からない
② ガソリン給油含むと利用者が多いためいつサービスを受けたか特定しにくい（何かが起きた時、いつ何が原因でこうなったという特定ができない）
③ バイクショップでオイル交換するとその時に不具合も発見できる可能性がある、ガソスタは二輪整備士も部品在庫も期待できないので（車の整備士さんはいらっしゃること多いけど）
別にガソスタにケンカ売ってるわけではないんですが…まあそういうことなのです。
話長くなったので、このあたりでおしま～い＼(^o^)／
