以前にバッテリーを交換した車両を、今日改めて預かりました。
バッテリー交換時スターターに不具合があることが判明してたんだけど修理するには数日預からないとダメと
伝えたところ通勤できなくなるから様子見るって言われてたんです。
しかしついにヤバいと判断されたか修理の為預けに来てくださったわけであります。
そしてエンジンがかからない。しかしスターターを何度か回してるとちょっとした弾みでエンジンがかかる。
このように始動性が悪いから過日もバッテリーを上げてしまったんでしょうね。
あれからさらにクラッチの滑りは悪化しているということ。放置することで直ることはまずないし
他の箇所まで故障したら大変。
この機会にどこがどうなってるかきっちり点検して直しておきたいところです。
駆動系あたりで何かが起きているのは確かなんだ。
しかし何処までどうなってるのか。
っと、ほどなくどこがダメなのかが判明。
スターターのワンウェイクラッチが犯人でした。
こいつね、まわりのぎざぎざがギアと噛み合って回るんですが、一方向しか回転しないのです。
左回り(赤矢印の方向)には回らないようになってて、エンジン始動させる右回り方向にのみ回ります。
上の写真、ロックとかいてるとこの矢印の先に丸い部品がありますがこの丸いのが左によっていることで
この円盤自体が左に回らないよう止めてるんですね。
で、丸いのの横に棒みたいなのが出てますね。これが丸いのを右に動かないよう押さえこんでるんですが…
分解したらこんな感じネ(´・ω・`)
おしりがバネになってるんですね。これでホールドしてると。
このバネがへたれて丸いやつを押し込む力が弱くなってたのと、この丸いヤツ自体が長く動作してるうちに
磨耗して変形したため面圧が下がり、結果回っちゃいけないほうに回るつまりスターターがスベって
しまっていたようです。
ダメな箇所が早々に特定できてよかった^^
それにしても、丸いヤツとか、他全体的になんだけど…なんて稚拙な表現なんだろうwwww
伝えるって、難しい(≧▽≦)