POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

GSX1100Sカタナ修理ふたたび

 今日は一番におまけをば。

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 朝イチに店長が古紙を整理していたはずが途中からちくわに絡まれ、気づけば…段ボール基地ごっこしてる?www
 何してるのさ(・∀・)アハハ

 こんな風にちくわたんにはよくほっこりさせられてますw


 さてさて、昨日お帰りなさいしたカタナさんの話に移りましょう。

 クラッチの修理を終え昨日の朝送り出したカタナさん。
 オーナー様いわくそのあと150㎞ほど走り、家に近づいてきたところで突然エンジンがストール。 
 再始動を試みると、セルを押しても空回るような音はするもののクランキングしていない…。

 そして再入庫となってしまったわけです…(T-T)


 と、ここまでが昨日のお話。


 このパターン、前にもあった。
 私STAFF、整備はまるっきりできないのですが記憶は普通にしてるんで同じことが過去にあったとうっすら思い出しまして。
 過去ログを調べたら、あったよあったこれだ。

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 つっかりなことに対象の車種が何か書いてないがな、でもこれ今入庫してるNさんのカタナの話なんですよ。
 このときも突然クランキングせず再始動不能になったということが書いてあり、同じことがおきてるんではないかなと思われます。

 ちなみに上のログの数日後にはスタータークラッチを分解した話もUPしてました、そしてやはりGSX1100Sって記載が。過去の私ナイス(謎
 いや、上のログに車種を書いてないのがバッドなのか(汗

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 同じことが起きてる臭いのでまずスタータークラッチを開けることにします。


 ああ…もったいないなぁ…。

 こないだクラッチ交換するのにオイル入れ替えたところなのです。
 でもスターター開ける為にまたオイルを抜き取らねばなりません…言うたかて開けなきゃ原因が分らないんだから仕方ないんだけど。
 そうだフラッシングしたと思おう、うん…。

 貧乏性魂による葛藤あれこれしましたが、とりまエンジンオイル抜いてスターターを開けました。

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 そして出てきたフライホイールには既視感満載の光景。

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 三点止めされてるM8のボルト、全て頭が吹っ飛んでいました。
 吹っ飛んだ頭は中から出てきました。

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 ことごとく6年前のログと全く一緒の状態が登場^^;;
 ただ今回スターターのダメージが前回より大きいため、前回のようにM8のボルト換えたらOK~では済まないと思われます。

 そして、今回の故障がこのスターターだけであればいいのだけどなあという不安。
 今回入庫することになったきっかけ、走行中にストールしてしまったというのがどうも気持ちが悪い。

 だってスターターってエンジンがかかってしまえば走行中には何の影響もしない部分のはず。
 以前スタータークラッチが逝ってしまったときは、症状自体が発現したのはエンジン始動時だった。
 なので今回のようにストールしたという前振りがあるなら別の部分にも不具合が出てるんではないか。


 店長曰くいま一番不安を感じるのは、カムチェーンとの事。
 クラッチを修理した後、カムチェーンの緩みがあったこと、テンショナーで調整したもののそれでは調整しきれず外れてしまったのではないか?という懸念が。

 エンジン内でカムチェーンが外れカムが回らなくなったらバルブが動かないので燃焼室に混合気が送り込めない、だからエンストした?


 確認するためにはヘッド開けてカムとチェーンの確認をするか?確証がないが。
 現状スターターが逝ってしまっているのでクランクを回せないから、目視で現物見るしかないか…?

 しかし開けてみてカムがどうも無かったらまた別の所点検して、場合によっては開けないといけない。
 こんな風にいろんな所むやみに分解点検するのもどうかと思う。
 ヘッドや燃焼室開けるとなるとガスケットは確実に新しくしないといけないし無料ではどうしてもできない。
 つまり開ける箇所によってはオーナー様への負担が増えてしまうのです。


 本当に壊れているところはどこか、ちゃんと見極めないと。
 でもどうやって。

 と、ちょっと長くなったので今日はこれくらいでれくらいにしますか!
 続く。