POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

ゼファー750スタータークラッチ交換

 先日頓挫していたゼファー750のスターター修理、ようやっと再開です。

 先日までのお話はこちら。
powerstation.hateblo.jp

 ザクッと説明すると、スタータークラッチが滑ってるので交換しようと途中まで分解したら部品が足りないことに気づいて撃沈…という感じです。
 不足してた部品は数日後には到着してたんですがその間に仕事が入ったので、私物バイクであるゼファーは後回し~となったのでした。

 しかし修理仕事も落ち着いたしトイレットペーパーも買えたし(?)、憂いがなくなったのでさあいざゼファーちゃんを直します☆

 ちなみにゼファー750のスタータークラッチは持病というか、よく滑るんで、途中で対策部品に変更しています。
 ご存知の人はご存知と思いますが、ゼファー750のエンジンはおよそ40年ほど前に販売されたZ650ザッパーというバイクのものを焼き直したものです。

 ↓Z650ザッパーについてはこちらを参照ください。なんでも知ってるウィキペディアさんより♪
ja.wikipedia.org

 ゼファー750に搭載する為ザッパーのエンジンが焼き直しされた時、スタータークラッチはザッパー時代のまま使われました。
 650時代のままのスターターだと750㏄のパワーに負けちゃうんでしょう、ゼファーのクラッチ滑りは持病とも呼べるウイークポイントだとか。
 ゼファー750はまあまあ長い期間販売されていたのですが、その途中でワンウェイクラッチがこっそり対策部品に変更されています。

 私のゼファー750は92年式の超ど初期モデルなのでワンウェイクラッチを交換するとしたら対策前の持病クラッチしか適合しないのですが、周辺部品も一式換えることですっきり対策品に交換できます。
 ちなみに初期モデルと対策品の違いは↓こんな感じ。

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 初期(左)のものは内側に入った丸い物体三点で支持ですが、対策後(右)は円の内側に多数入っているベアリング全てで支持されている為力がかなり分散されます。
 上にも書いた通りこのワンウェイだけでなく周辺部品数点換えないといけないので費用的にはそこそこかかるのですが、もうこのスタータークラッチの修理おかわり3回目なのでいっそ全部マイチェンした方が後々すっきりなので思い切って交換に踏み切ったわけです!

 そうして無事対策品に交換した後、オイルパン&エンジンカバーそしてクラッチカバーを閉め、エンジンオイルを新しくすればできあがり♪

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 …と言いたい所でしたがなんだかすんなり行かせてくれないうちの子(ゼファー)…。

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 クラッチ組んでる途中で、クラッチスプリング近辺のボルトが折れました!
ばかーっ(つд⊂)エーン
 おNewボルト到着するまでもうちょっと開けたままです。


 はよせにゃ、春になってまうでぇぇw