先日、エンジンがかからなくなったというVinoを修理しました。
修理いうて、原因はバッテリー上がりだったのでバッテリー交換して終了!ってあれだったのですが。
ここ最近の原付はフューエルインジェクション(燃料ポンプが電子制御)なのでバッテリーが上がりきってしまうとエンジンが止まってしまいます。
キックスターターを使ってエンジン始動ができても、バッテリーの電力がないとポンプが動かせれずガソリンを送り続けることができないのでエンジンが止まってしまいます。
昨今原付だけでなく大きいバイクもインジェクション化していますので、バッテリー上がったらキックしてもジャンピングしても押しがけしてもダメですのでご注意いただきたい。
おっといつもの持病、話脱線が始まってしまった。
Vinoの修理に話を戻しましょう。
表題の通りですわ、再修理になってしまったんです(TT)
バッテリーを変えて電圧チェックして試乗もして、異常がないのを確認してからお返ししたんですよ?
なのに、お返しした車両に乗って帰っていくオーナー様を見送って数分後、電話がかかってきて…。
道中エンジンが止まります、と。再度エンジンかけたらかかるけど、信号待ちで止まったりが頻発するとのこと。
試乗した時はそんなことはなかったんだけど、バッテリー以外に何か原因が別にあるのかもしれない。
ということで戻って来ていただいて再度お預かりすることに。
オーナー様には大変申し訳ないので、すぐに分解調査しました。そして原因判明!
犯人は、こいつ↓でした。
ちなみにこれはプラグキャップです。
この部品に、エンジンに火花を散らして点火をするスパークプラグなる部品をぎゅっと押し込んで取り付けます。
しかし取り付ける部分が経年劣化ですっこんすっこんになってしまっていました。って写真ではわかんないよなあ、でもすっこんすっこんだったの。
そのせいでプラグがちゃんと固定されておらず火も散ったり散らなかったりな状態になっていたようです。
それでエンジンが止まったんですねえ~。
ちなみにこのプラグキャップはそんなに高額な部品ではないし比較的簡単に交換ができる部分。
バッテリーという高額部品を交換したところなのでどえらい故障が起きてないかひやひやしましたが、大したことがなくてほっとした!
ということでVino再修理無事完了で~す☆