POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

寒くてヤバい!

 ご近所の新聞屋さんが、カブのブレーキがうまく動作しないとのことでご来店。そしてまた凍結したのかなあー?なんておっしゃる。

 そう、一昨日も寒さでスロットルワイヤーが固着したGEARを修理したんですよね。
 後で聞いたんですが件のGEAR、恐ろしいことに走行してるうち段々スロットルの動きが悪くなっていったらしく、乗ってた人が減速できなくなっていってめちゃくちゃ焦ったと言ってたとか何とか。

 改めてスロットル固着怖いなあーでもブレーキ動作しないのもあんまり変わらないと言うか、十分怖いですね^v^;

 しかしカブのブレーキ動作不良は本当にまた凍結が原因なのかな?分解点検してみましょー。

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 新聞屋さんの車両はどれもそこそこ走行距離がいっててかつヘビーユーズなのでブレーキシューやホイールが偏減りしてるかもー?と前輪を外してみます。
 するとやはり偏摩耗はしていたのでシューとホイール内側をペーパー掛けし均しておきました。

 さらにブレーキワイヤーのほうも点検。
 ワイヤーの上端からエアブローしてみました。

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 すると反対側から水が出てきました…この水分が、凍って動きを阻害したのかな。
 一昨日のスロットルワイヤー固着についての話を聞いてて分かったんですが、どうやら氷点下の中走行する(=冷気に当たり続ける)とワイヤー内の水分が凍結していくようです。

 去年は暖冬だったし、それより以前もこんなことなかったんだけどなあ…。
 とりあえずしっかりブローしてなるだけ水分を飛ばし、その後注油しつつワイヤーを動かし全体に馴染ませました。

 しかしこれどうしたものかなー、と新聞屋さん頭抱えてました。
 この凍結ってどの車両にも起こりえますよねぇ…全部注油していけばいいんかもしれないけど、新聞舗の車両はかなりの台数あるので全部注油したら金額的にえらいことなるし、一台ずつ持ち込むのも時間かかるし。

 だから予兆を感じたらその時点で配達するのを控えて修理に持って来てもらう感じが現実的かなあとお伝えしておきました。
 もっと有効で簡単な対策がありゃいいんだけど。今は思いつかないのよ…ううーん。


 今年の冬の寒さはヤバそうです。
 皆様も凍結によるトラブルにどうかご注意を…^v^;