先日入庫したGSX750Sの修理方向が大体固まってきたので出来るところからちょこちょこやってるんですが、それと並行してFZRもそろそろ着手しようかな~。
FZRはキャブのリセッティングご希望とのことなのですが、現状かなりリッチな状態とのことで走行しているうちにガフガフいいだして排気も濃いにおいがしてしまいに黒煙吐きだす状態なのだとか。
これまでに何度かキャブの分解清掃はしてみたものの全然改善されなかったそうですが、たまたまこのブログで過去に実施させて頂いたFZR400RRキャブセッティングの話をご覧になられ、当店にリセッティングのご依頼を頂きました。ありがとうございますー><
さて。まずキャブ開けてデフォルト状態で組んでみようと思うのですが、その前に今実際どんな状態なのか乗って確認します。
試乗に出た店長ですが、少し走ってすぐ異常を感じたようで数分で戻ってきました。
低速で段々回転が勝手に上がっていって、ふがふがし出して、そしてオーナー様のご申告通り排気臭は濃い濃いで、まるでチョークひきっぱなしで走ってるような状態だったとのことでした。
当店にお持ち込み頂くまでに何度もキャブの調整を試みたと聞いていたので初めはポンプとかEXUPの不調も視野に入れていたのですが、こんなにすぐ顕著に症状が出るのならばキャブ一択じゃないかと予想。
ただ、キャブの不調の一因はキャブ以外も絡んでる?
どうやらタンクに錆が回っていて、そっちも影響してるっぽいと。
ほう、タンクですか。
どれどれ…と店長がGSXのほうの作業でFZRを離れるタイミングを見計らってちょろっとタンク覗かせて頂きました。すると…
これはなっかなか…奥まで錆きてますね…。
80~90年代のヤマハのタンクは錆びやすいというイメージなので特段珍しい状態ではないのですが、現実これだけ錆びているとキャブに回るガソリンにかなりの確率で錆が混入するので、それが原因でキャブの動作不良が起きる可能性はかなり高いです。
それに、このまま使い続けて錆が進行してタンクに穴が開いたらヤバい~っていう心配も。
この時代のタンクとか、勿論絶版ですから。
なのでなるだけ早々にタンク内の洗浄及び専用の薬剤使っての錆取り、さらにタンクライナーもしてあげたいところですが。
(タンクライナーを知らない方はこちら↓ご参照ください)
powerstation.hateblo.jp
あれこれ言うてますがまだキャブ開けてないので、タンクをどこまでやるかはキャブ開けて状態ちゃんと把握してから判断ですかねえ。
てことでさあいざ念願?のキャブを開けていくのですが、キャブ分解は休み明けにやります、てことで今日のブログはここまで。続く。