POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

次のカウル付きはFZR

 昨日のETC取り付け作業は無事完了し、車両もその日のうちにお返しすることができました。
 オーナー様は恐らく平日お仕事だろうしそのあたりの都合ですぐ取りに来て下さったんでしょうけど
こちらとしてもとても助かった。
 
 だって店内にはまだリアサスオーバーホール待ちのGSX-Rがジャッキアップした状態でお泊り中なので。
 さらに週末に新たに修理車両が入庫したし。

 ちなみに入って来たのは…FZR400RR!

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 これでも30年近く前のバイクか。
 販売当時かなりハイスペックな車両だったそうですが、かっこいいなあ。
 さすがヤマハですね、今でも全然通用しちゃうデザインの秀逸さ!
 そう思うのは私が昭和生まれだからかもしれないが…フガ

 さて、今回フロントフォークのオイル漏れそして低速時にエンジンがストールする現象を改善すべく
ご依頼を受けました。
 ご購入されたお店は別なんですが、かなり遠方らしく当店に依頼頂いたようです。

 こういう時に店頭に掲げてある“他店購入バイクも修理します”←もろくそ私の手書きなんだけど笑
あいつが活きたかぇ?ドヤア!と嬉しくなります。

 まあそんな自己満はどうでもいいとして、実際どんな状態かな。
 フォークはまあ、大きい傷があるようには見えないし普通にオーバーホールしたら済みそうなんですが、
エンスト事例がさてどうしたものか。
 話を聞くと購入されたのは最近で、納車前にキャブは開けて微調整済らしいです。
 アイドリング状態では明らかにおかしいところは見つけることができなかったので一度試乗してみないと。

 てことで試乗してきました。
 するとやはりストールしてしまう現象が出ました。

 たまーにしか起きないとかいうのであれば気温・湿度がどうこうとか季節の変わり目だとか、はたまた
そういう特性とかいわゆる一過性な話かって事もあると思ったんですが、どうもそういう事ではないみたい。

 ふと先日修理したXJRを思い出す。
 何故かというとこのFZR、年式の割に走行が浅くタンク内部にあのXJRと同じようなみかんの皮のような
凹凸、つまり錆取りした痕跡がみられたからです。
 あのXJRはタンクの錆が燃料系に回りフューエルコックやキャブが詰まり、結果燃焼室のほうに
大量オーバーフローしたんですよね。

 今回はそんな大ごとではないとは思うのですが…キャブはオーバーホールされているなら他のところかな?
今のところどこから調査すべきか思案中です。
 ちょっと時間かけて調査が必要かも…続く。