http://motor.geocities.jp/takupower_sta/photo/siru.jpg
二輪免許を取って初めて自分のバイクを手に入れた人の大半は、バイクのメンテに意外とお金がかかるってコトをご存知ないようです。
特に中古車を購入すると、選んだバイクの状態によっては消耗部品交換の嵐に見舞われたりも…でもそんなコトはバイクを所有しないと分からないことです。
プラグや電球類はともかく、タイヤ…ブレーキ…チェーン…スプロケット…クラッチだって、使えば消耗していく・でもいざ交換となったら結構なお値段がかかるものが多いです。
普通に走って当たり前ではありますが、動いているってコトは消耗していく部分があるって事を理解しておかないといけませんね。
さて、今やっているのはゼファー1100のフロントフォークオーバーホールですが、これも定期的に消耗する部分です。
フロントフォークの分解清掃作業は何度かブログに載せましたが、今日は何故漏れるか?について。。。
フォークの中にはバネとフォークオイルが入っていて、彼らが伸縮するときのコシを出しています。何故オイルが入っているかって?バネと金属部品だけだと当たり合う摩擦ですぐ磨耗しちゃいますが間にオイルが入りこむとコシを出すと共に潤滑の作用もしてくれるんですね。エンジンオイルがピストンとシリンダー間の潤滑効果をしているのと同じで。
そしてそのオイルが外に漏れないようにフタをしているのがフォークのオイルシールです。
シールはゴム製ですから、長く使っていると雨水や紫外線にさらされることで劣化してきてフタをする効果が低下~オイル漏れを起します。また、インナーチューブにキズ・錆等の凹凸があったりするとそれがシールを破って漏れを引き起こすこともあります。
そして漏れると同時にフォーク内に雨水が浸入しやすくなり、内部部品の劣化を促進することになってしまい…この状態を放置するとフォーク自体がダメになってしまうことも!こーなると修理代は…\\\ぎゃっと悲鳴が出るものになります><
こないだフォークオイルがにじんでる方に『漏れてますよ』って言ったら『え?何で漏れてたらどーダメなんですか』って言われちゃったんですが…そん時はうまく説明できなかったんですが(汗)つまりこーゆうことです。
原理が分からなくても、普段何もなかったトコから何かが出てるって時点でどーしたんだろ?って疑問に思う習性をつけていきましょぉ^-^