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ブレーキをかけるとキィーー!って鳴くこと、ありますね。
酷いときはあまりにけたたましい音が出るので、注目浴びて恥ずかしいやら・何かおかしいんちゃうん?って心配やら…と、相談されることがあります。
何でこんな音が出るのか。
知ってるから説明しなくていいとか言われそうですが。知らない人もいるかもしれないので説明させてくださいねw
この現象はドラムブレーキの車体によく発生します。
ドラムブレーキとは、レバーを握るとホイールの中でシューが開いて回転を止めようとするタイプのブレーキ。
ブレーキをかけるということはホイールの内側とシューのパット面が当たりあうということですので、ちょっとづつではありますがパットが削れてカスが出ます。
しかしこの動作、ホイールの真ん中・密閉された空間で行われているのでちょっとづつのカスも出て行くところが無い為どんどん中に溜まっていきます。
そうしてホイール内に溜まったダストは、パットの周りにも入り込み挟まり…鳴きが出てくるようになるそうです。
こと雨天など湿度の高い日はダストが湿気で膨張して存在感を増すので、鳴き音はより酷くなります。
これは機構上どうしても仕方ない現象。しかしブレーキの効きには大きく影響は無いですから、タイヤを交換するときホイールを外したついでにカスを除去すればいいのです^^
次のタイヤ交換までキィー!がどうしても我慢できないときは音の為にわざわざホイールを外して清掃…という依頼をされる方実際いらっしゃいます。
確かにブレーキかける都度けたたましい音が鳴るのはヤですよねぇ~まるで毎回急ブレーキしてるみたいだもん(汗)
ちなみにこのダストを掃除するときってエアーガンで吹き飛ばすんですが、ぶわっっと茶色い煙が上がります>∀<;
ひと昔前はブレーキ材にアスベストが使われてたそうです…良かった今は違う材質になってて!きっとダストメッチャ吸い込んでますもん~^o^;