GSX400Sカタナのチェーンスプロケ交換をしてたらある部分のネジ穴が破損してるのを見つけてしまい、その部分の補修をする為手が止まってます話の続き。
とりあえず破損個所を完全に直すことはできない。
だって直すったらエンジン(ケース)丸ごとを交換しないといけない、つまりエンジン全部分解してあれこれっていうやつです。
それなら強度的に完全ではないながら金属パテ補修で対応しようというのが前回までの流れでした。
金属パテを盛った後しばらくしてから半硬化してるのを確認し、形を整えます。
パテ持ってる場所はスプロケカバーを取り付けたら殆ど見えない部分なのでそんなに見た目を気にしなくてもいいといえばいいのですが、カバーとの合わせ面は凹凸があるとカバーの取り付けに障るかもです。
てことで簡単に合わせ面の部分付近の凹凸をカッターで削いでおきました。
整形終わったらあとは完全硬化するまで放置。
その間に別の作業をしておきます。
リアブレーキローターも交換依頼頂いていたのでそちらを開始。
正直ブレーキローターをあれこれする作業は特段珍しくもなく大変でもない、あえてここに書くのも~っていう内容ではあるのですがあえて書きたかった。
なぜかと言うとこの400カタナのブレーキローターの減り方と形状について語りたかったんですよねぇ~\(^o^)/
ローターにはスリットや穴が開いていますね、これは放熱やブレーキパッドから出るダストの放出、ブレーキパッドの食いつき(利き)をよくするという働きがあるというのはご存知の方も多いでしょう。
そんな大事な役割を担っているローターの穴ですが、この400カタナのリアブレーキローターは穴同士の距離が近すぎる気がするんですよね…。
そのせい、と断言しにくいですがローターに多数の段付き、いわゆるレコード減りしてしまっているような気がします。
それに穴と穴の距離が近いとクラックが入りやすいという懸念も。
他の車体のローターと見比べてみますとより分かりやすいかな~と思うのでパワステの車両に装着されているローターで見比べてみましょうか!
ホールの距離を大きく取ってあります。
穴も少なめですね。でもちゃんと効きますよ^v^
ホンダ VTR250 リアブレーキローター↓
ゼファーよりもホールの数は多いように見えますが、千鳥というか交互になるように穴があけてあるので穴同士の距離も取れている感じ。
そして改めて スズキ GSX400Sカタナ リアブレーキローター↓
上の写真は新しいものに換えた直後なのですがすでに円状の筋が見えてます。
このようにカタナ400のローターは穴が多いだけでなくVTRのように交互に開けるということもされていない形状の為、今後パッドを適正タイミングで換えいったとしても再びレコード減りをしてしまう可能性は高いような気がします…。
この日記を書いてて思い出しましたが、だーいぶ以前400カタナに乗ってるお客様が別でいらしたんですが、やはりリアブレーキがすごいレコード減りしてました。
そのせいでツーリング行った時とかブレーキをかけるたびに列車ばりの鳴きしてた。
キキィィーーーー!!! ってめっちゃけたたましい音だったなあ、懐かしい。
結論:ローターのホールは程々でよし。
…そうこうしてるうちに破損してた穴に盛った金属パテが完全硬化。
チェーンスプロケも新しいものに付け替えたし、補修したところにボルトを通しスプロケットカバーを締結してみました。
ボルト締めこんだ後指であじゃこじゃしてみましたが補修前のように指でずるりと抜けるような感じは全く無く、ほっとしました。
そしてパテ盛ったところはよーく見たら盛ってるね~ってわかるもののめっちゃ覗き込まないと分らない部分なので全然目立たないかなあと。
これでそうそうボルトが抜けたりはしないだろうと思われます!
ということでGSX400Sの穴たちの話、おしまい\(^o^)/