POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

抜けん!

 先日あるスクーターのタイヤ交換をしようとしたらホイールが抜けなかった(/ω\)
 それがですねえ、古い車体ぢゃないんですよ。PCXだもん。購入されて5年も経ってないのん。

 何年も使われてる車両だとホイールのネジが錆やら汚れやらで固着してなかなか外れないってよくあるけど
それでもインパクト使ったりなんやしたら外せますよ。
 それにね、ホイールのネジじゃなくてホイール自体が引っ張っても引っ張っても車体から抜けないのん!><

 前にも同じようなことがあったんだよなあ。あれは確かシグナスX・・・。
 あれもホイールとシャフトががっちり仲良しになって取れなくてすっごい困ったんですよ・・・。

 そのときは一回目の作業のときにある程度あがいて取れなかったので一度帰ってもらい、ホイールを
外すための特殊工具を入手してから再び来てもらって、特殊工具と他色々駆使して無事ホイールを外すことが
できたのでした。
 って思い出してもだるかったわーあれー( ゚Д゚)

 ふいー。
 今回も同じようなアレですわ><

 シグナスはロングセラーの車両だから触りなれてるんであれだったんだけどPCXって最近出たモデルだから
シグナスほど勝手がわからない。ホイールまわりが力をかけても大丈夫なのか不安だったのでまず部品構成を
パーツリストでチェック。力をかけても大丈夫そう。
 どうやって外すかどういう道具を使うかイメージトレーニングして大体方向が定まったので再び来店して頂くよう
お客様に連絡しました。
 一応色々方法考えてあるけど難航する恐れもあるから一日預かってもOKな日に持ってきてもらいましたw

 さていざ着手です。プーラーやらスライドハンマーなど対策の工具を携え作業開始!!
 そしたらホイールが・・・アレ?わりとすんなり抜けたーー\(^o^)/


イメージ 1


 一度目のタイヤ交換チャレンジしたときにホイールとシャフトの間に潤滑油ぶっかけたから一度帰ってもらった
あと、普通に使用されてる衝撃で固着してるとこゆるんだのかなwwww
 しかし他の部分も固着しててやっさもっさしたので普通のタイヤ交換よりかなり時間かかりましたが^^;


 あと、ホイールは外れたんですけど外した後チェックしたらシャフトに腐食があるのを発見。
 

イメージ 2


 ホイールとの間に錆が発生してくっついちゃってたんでしょうねー。これこのままにしておくと錆がまた沸いて
腐食進行して、結果再び固着しちゃいますので、きっちり錆を落としてポリッシュしてから組みなおしました。
 この車両まだ走行一万チョイだからまだまだタイヤ交換する機会はあるはず。
 どうか、再発しないでもらいたいでつ・・・(^^;)
 
 海外生産品はこういう材質不良っていうか腐食に弱いのがよくある気がします。
 10年以上前のほぼ Made In Japan だった頃は4~5年でこんな腐食を起こしたりしなかったもの。 
 (シグナスは台湾・PCXはタイで生産されてます)

 ジャパンクオリティやっぱすごかったのねーとかいうてる場合じゃないわあ。
 そんな古い車両でないのにさ、こんな腐食発生するとか、あかんとおもうナー。
 大体消耗品交換でこんな手間がかかるって私ら触る側が大変ってのもあるけどユーザーさんも困ると思う。

 品質改良してええええー><