POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

ZEP1100オーバーホール・エンジン降ろしMas♪

 随分前からゼファーが好きだった店長はパワステをオープンした10年前、真っ先にゼファーのムック本を
買って店内に置いていたなあ。
 勿論いまでもその本はパワステにあり、私も何度も何度も読みました。

 そのムック本のあるページ↓。

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 ※ このエンジンはゼファー750。ヘッドカバーの端っこがドーム状なのはゼファーシリーズの中でも750だけ
  なのでわかる人はひと目で分かるよね!^^

 これ初めてみた(10年前ね)時は、すごくすごく感動して、でもこの部品達のどれがどういう役割してなんて
名前なのかさっぱりわからず、ただ、こいつらが集合して動いて100kmとか150kmとかいうパワーを生み出す
のかって思うとくわーーー工業製品って!かっけえええええ!って思ったものです。

 そして10年経った今、ゼファー1100のエンジンオーバーホールをするにあたりこのページを思い出し久々に
開いてみました。
 やっぱりかっこいい!機能美がある。本当に美しいなあ…。
 えっとたしかこの部品は…

 ヘッド。シリンダー。クランクケース。セルモーター。カムシャフト。ヘッドカバー。バルブ。ピストン。クランク…
 おお?!!大体わかってしまう!10年という年月はずぶの素人だった私を少しは成長させていたみたい
です!!自分の成長を計らずしも知れてちょっと嬉しいw
 このように雑誌をめくらずともこれから目の前でエンジンバラバラ祭が繰り広げられていくのですけどね…w

 さあて、エンジン分解するぞー(●´ڡ`●)

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 外装は大体取っ払ったけれど、エンジン自体を分解するには車体からエンジンを降ろさないと。
 数年前にもこのゼファー1100のエンジンとある事情で降ろしたことがあったのです、あの時はジャッキと
店長のパワープレイで何とか乗り切りましたがまあまあ苦労していたような記憶。

 だってこのエンジン、ゆうに100kg超えてますから!><

 扱いミスったら腰痛めたり怪我したりということは十分ありえる。
 落として衝撃を与えてしまってケースにクラックでも入ってしまったらという心配もあります。

 さて、今回もジャッキをうまく使い…と思ったけど今回はちょっと違う方法をチャレンジするみたいです。
 こういうとき私は大体役立たずなのでそっと見守っとく^^;

 リフトの上にあるゼファーを一旦下におろします。そして腹下にリフトが来るようにしてみます。
 エンジンの真下にパンタグラフ状のジャッキを差し込んでおきます。

 それからフレームの一部を取り外します。
 矢印のトコにボルトがありますよね、このボルトを緩めたらフレームを一部分取り外すことができます。
 エンジンハンガーのボルトも全部緩めて外していきます。

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 エンジンとフレームを繋いでいる部分が全部外せたら、リフトを静かに手前に移動させる!

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 出たっっ♪
 以前よりも力をかけずしかも安全に降ろせた\(^o^)/スバラシイ

 年とともに体力が衰えていくが反比例して技術と知恵が蓄積されていくんやで。と話す店長それ自慢なの
自虐なのどっちというのは言わずにいた私やっぱ成長した!大人になったものだ☆としみじみ思った
クリスマスでありました。

 さて明日からエンジンバラバラにするぞーーーー(^o^)ノ イエー!