POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

訂正そして完了

 火曜に書いたSRXの話ですが、続きを書く前にお恥ずかしながら内容に誤りがあったのでそちらについて
先に書かせて頂きます。

 まず間違い①について。
 元々車体に付いていた削れたドライブスプロケットのチェーンラインが出ていなかったのは計測してすぐに
判明していたのですが、交換するため取り寄せた長期欠品のドライブスプロケット、こちらでチェーンラインが
きちんと出ているか調べたのは翌日、カラーの代替品を作って位置合わせをした時点でした。
 そして、実際は…こちらのスプロケでもラインは出ていなかったとのことです!!^^;

 で、間違い②は厳密には私達は間違っていないんですが…一応上の間違い①と関連しているので書きます。
 火曜日のブログで話の途中にUPしたパーツリストの図が間違っていました。

 これ↓間違っているとのこと。

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 どう間違っているかというと、対象車種を間違えたとか図を取り違えたとかではなく、このパーツリスト自体の
ディスタンスカラーの表記位置が間違っているそうです!汗
 正しくは23番(プレート,カバー)と26番(スプロケット,ドライブ)の間に入るらしい。

 もし計測をせずパーツリストの図を鵜呑みにしてこの通りの順番で組んでいたとしたらチェーンラインが
おかしくなってるところでした(^。^;
 まあ、本来は車体にカラーが付いた状態で入庫しているはずで、その場合は組付け順を現物を触った時に
見て覚えているから間違えないんでしょうけど、今回はカラーが車体に付いて無かったので。
 
 とにかく…どっちにしろディスタンスカラーが要る。
 カラーが無いとスプロケの位置が合わないから取り付け出来ないっていうことは変わりないんで。

 ここでやっと火曜日の続き、再開。


 さあ、どうしよう/(^o^)\

 …カラーの代替品を作ったと先述しているので、あー変わりのを作ったのね ってのはバレてると
思いますがちんたらその経緯を書きますよう!w
 
 カラーが欠品と気づいた時点ですぐ代替のカラーが無いか宝箱入れを探しました。

イメージ 2
 
 しかしイマイチいいのがないみたい。

 私STAFFは整備できないからよくわかんないけど、多分ドライブスプロケットが取り付けられている
アウトプットシャフトってエンジンの動力が一番初めに伝わるところなのですごい力がかかるんだと思います。
ドライブスプロケットが硬い素材で作られている理由もそういう事なのでしょう。
 だから代替カラーがしっかりシャフトにフィットする形状かどうかや厚みがあるかも大事ですが材質も大事だと
いうことで。

 発言した時私はこれらをしっかりと考えておらず結構安易かつ何気に言ってみたのですが…。

 『外したスプロケ削ってカラー作ったらエエんちゃうーん(・∀・ )』 

 自分が作業するわけじゃないからこういう事を平気で言うてしまうんですよねえ。
 実際この案が採用されぶった切る行程になった時になった時点であーなんか気安う言うてスンマセンな
気分になりました。

 しかしもう迷っている時間も代案もきっとなかったんですよね。
 店長はすぐ古い方のスプロケの凸部分をカットしはじめました。

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 この↑部分をまずサンダーでカット↓しました。

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 この作業だけでももう、スプロケ硬ったい!なかなか切れへん!!と苦戦していました。
 先にも書いたようにドライブスプロケットは力がかかる箇所のため、鉄の中でも硬度のある炭素鋼って
やつで作られているそうです。
 だからよく切れるサンダーの刃を使っていても刃のほうが負けそうになるし素材もすぐ熱を持ってきて
だのになかなか切れない^^;

 それでもなんとかカラーに使う部分を切り出せたのですが、切り出せただけです…。

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 ここで一度車体に取り付けてみます。

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 サクッと付きました!元々付いてたスプロケから切り出したんですから当たり前なんですが、シャフトの
スプラインにさくっとフィットしてますがな♪
 ここであとどれだけ削ったらチェーンラインが出るか計測してみます。

 ここでパーツリストの順番通りに組んでいるのに全然ラインが出てないってことに気づきましたorz

 色々と調べた結果正しい組み付け順番が判明、かつあとどれだけスライスしないといけないかの数値も判明。
 先にも書きましたが、上の組み方は間違いでカラー組んでからスプロケって順番が正解だった。

 とにかく削って数値通りの厚みにせにゃ。
 が、これまた大苦戦。

 削ると炭素鋼がかなりの高音になってやけどしそう。でもここをしっかりしとかないとラインがずれる。
 水や油を注しながら面を削り、厚みを計測してはまた削り…を繰り返しました。
 そしてようやっと、かなり精度の高いカラーができあがりました\(^o^)/

 再び仮組みしてみます^^
 先にカラーね。

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 それからスプロケを取り付けて、チェーンライン計測。

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 結果…
 ライン、出た(号泣)


 あとはもうやっつけ仕事みたいなもんです!チェーンかけて、かしめて、長さを微調整して、遊びチェックして
でっきあーがり!

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 ただのチェーン交換がこない時間かかるとは思ってもなかったけど、とにかく間に合ってよかったぁぁ…。
 達成感ぱない~\(^o^)/

 あと今回ちゃんとしといたから次のチェーン交換はただのチェーン交換的にサッとできるしね!
 めでたしめでたし。