昨日ブログに書いたTZRは修理完了後すぐお返ししました。
お返し後感想をオーナー御本人から聞くことが出来たのですが… ブレーキ効きすぎて怖い ですと^^;
特にリアブレーキがすごく効くので、慣れるまで加減に気を使ったとのこと。
実際は効きすぎるようになったわけではなく、デフォルト状態に戻っただけなのですが…ちょっとずつ効かなく
なっていたブレーキにオーナー様のほうが順応してしまっていたんですね。
慣れって、コワイʕʘ‿ʘʔ
昨日も書いたように2ストローク車はエンブレが効かないこともありブレーキはちゃんと動作してるほうが良いに
決まってますしブレーキのタッチだってそのうち慣れてくるでしょう~^^
TZRブレーキ修理はこれで完結しましたし、さあ次は先月から預かっているKSRだ☆
には届いてます。
ボアアップキットのみメーカー欠品していたのでもう少し待たされるかと思ったんですが、それも予定より
早く発送してくださったので地震が起きる前にはエヌ・イーさん(WPC加工してくれる業者さん)に出荷済♪
そして出来上がりの予定は今月内らしいです。またあのモリブデンが吹き付けられて鈍く艶めいた
パーツたちが見れるのかと思うと今からむふむふしてきます(*´ω`*)
さてむふむふは程々にして、到着までの下準備しとくかー!
点検するためエンジン全部バラバラにしてますからね、到着までぼーっとしてちゃ時間がもったいない。
パーツはほぼ入荷してるんだし、加工に出してない部品達の準備を進めていきます。
組む前のケース合わせ面お手入れ☆
砥石で表面を均らしたり全体を洗浄しておきます。
次は燃焼室とその周辺をやろう!
まずマニホールド。
今回使うボアアップキットがライトボアなのでマニホールドはノーマルに戻すのですが、混合気の流れ込む
効率を上げたいので成形時についたであろうマニホ内壁の段付きを除去しておきました。
小さなことですが、通路がなめらかなほうが吸入効率がいいでしょうからね!
さてお次は燃焼室!
ポートだよ!ヘッドだよ!ポートと言ったら…ポー研\(^o^)/ダーッ!
ヘッド周りはバルブを一度抜くんでステムシール打ち換えはしますが基本そのまま使用。
そのかわりポート研磨をこれは当店で施します。
研磨されたポートは燃焼効率が上がるし表面がなめらかになることでカーボンの堆積が起きにくくなります。
ちなみに磨く前、何もしてない状態はこんな↓です。
別にオイル下がり/上がりを起こしてるわけではないので酷い汚れではないのでしょうけど、それでも
普通に使っててもこんだけ汚れるんだなあ。
原付でフューエルインジェクションになりたてのモデルは使用環境によってはこの燃焼室に過度に汚れが
溜まりやすく、堆積したカーボンがバルブに挟まる等が原因で圧縮不良を起こしエンストを起こすわけです。
燃焼室はなかなか手突っ込んで綺麗にするわけにはいかないところなので対処に困るんですよねぇ…。
ちなみに最近のインジェクションモデルは改善されていて汚れが溜まりにくくなっていますが。
と私の悪い癖で話が横にそれそれしましたが、とにかく燃焼室を研磨するです!
今日はこれくらいで。続きは後日^^