どもですー。昨日は店長に自宅待機を命じられていたSTAFFです。
なのでこのブログも更新できなかったですが先に更新できないかもと書いておいて正解(?)^^;
皆様ご無事ですか?被害はなかったでしょうか。
パワステはといえば…何の影響も無かったです。21号の惨状が記憶に新しいしビビって構えてたのに~。
昨日店長が一人で出勤して昼過ぎまで店を開けていたんですが、朝のうちなら行けるだろうと踏んだ
常連さん(それも数名w)が来店されあれこれ修理依頼下さったそうです。
街は台風を警戒してか人も車も少なく閑散としてましたし今回も大型台風とのことでしたので午後で
店じまいしましたが。
しかし誰も来ずぽかーん、ではなくて良かったwお仕事ご依頼頂いた常連さんに感謝(^人^)
でも…台風のときは安易に出歩いちゃだめですよーー^^;;;
さて話は土曜の続きに移ります。
エンジンがやばいことになってるNMAXの話。
所有者のけんちゃんに連絡をしてかなりの損傷具合ということ、そしてざくっと概算費用を伝えました。
すると…修理して!とのことでした。
まだ一年しか経ってない車両ですしまだまだ息子さん通学に使わないとですからね。
にしてもそこそこ悪い状態なのでやるからにはしっかりあかん所洗い出してしっかり直さないとです。
修理箇所を見極めるためさらにエンジンを分解していきます。
このNMAXは数年前に新設計されたブルーコアエンジンというのを搭載していて、このエンジン、厳しい
新排出ガス規制値をクリアしつつもなかなかパワフルな走りをしてくれるんですが、なにせつい最近開発された
のでエンジンを分解するのはお初。
点検するためヘッドを開けると早速珍しいものを発見することができました。
見てすぐわかる方もいらっしゃると思いますが指さしてる部分はカム山です。
そして青い矢印のほうが排気側のリフターでオレンジのほうが吸気側のリフターです。
4バルブなので各リフターで2つのバルブを開けたり閉めたりしてるわけですね。
で、これも見てすぐわかったかもしれませんが…吸気側だけカム山が2つあるんですよ。
なんで2つあるかっていうと、走ってたらカムが切り替わるんだって!
指で指してる方のカムはハイカムになっていて、速度が上がってくると電気信号で普通のカムからハイの方に
切り替わるそうな。
店長に聞いた時私はヤマハってこういうン好きやな!!てつい言ってしまったw
YPVSとか、EXUPとか思い出したんだもン(^o^)
これらは車両のポテンシャルを底上げするための企業努力でしょうしヤマハ以外のメーカーもこのような
可変の機構を導入しているものはあります。
ホンダだってVtecがあるしカワサキにはKIPSってありましたよね!
(これらについては私整備士どころかバイクマニアでもないので詳しくはぐぐってくださいww)
ところでこのような複雑な機構ってのは壊れた時ちょっと厄介な側面もあります…(。。)
今回のこの可変カム(っていうたらいいのかな)も例に漏れず…。
何が厄介かって直すときに手間として面倒だとかいうのもあれだけど一番は修理やら交換時高くつく!!
今回オイル交換のスパンが長すぎたことでエンジンだけでなくこのカムシャフトについているベアリングそして
リフター先の分解不可なベアリングにまでダメージ(指で触るとガクガクゴリゴリする)出てるんです。
カムシャフトのベアリングはまあ想定してたんですけどリフター側のベアリングまで焼けてるのは
想定してなかったのでまたちょっと修理費が上がるかもしれない…ブルブル
とまあこのようにエンジンオイル交換を怠るといろんな弊害が発生します。
オイルはきちんと換えましょうねっ^^;;
さてNMAXエンジン引き続き点検していきますか。
続く。。。