今日もNMAX。
といきたいところですが毎日同じネタというのもアレなのでちょっと違うお話をしようかな。
NMAX大手術中であっても飛び込みで修理依頼があったり消耗品交換のお仕事だって入ってきます。
今朝はあるお客様が先日の台風の際所有している原付が倒れ、それからエンジンがかからなくなったと
いうことで車両をお持ち込みを頂きましたのでそちらにとりかかることにしました。
NMAXは今ロッカーアームの取り寄せしてるところなので丁度よかったです!
それにしても台風24号大したことなかったなーって思ってたけど原付倒れるほどの強風だったんですねえ。
やっぱり自然を侮っちゃダメですね^^;
ただ、原付含む二輪車っていうのはスタンドを外すと自立できない乗り物。
なので倒れるというのは当たり前のこと、つまり倒れたくらいでエンジンがかからないってことは無いはず。
一時的にってことなら(例えばオーバーフロー)ありえるんですけどねえ!
さて、原因を探っていきます。
多分消耗品の劣化が原因かな。
ヤマハ2ストの長所 タフすぎる というのは、乗りっぱなしを引き起こすという短所でもあるんですよねえ^^;
こういう場合よくあるのは
①プラグ劣化による点火不良
②エアクリーナー崩壊によるエアー過多
③マニホールド劣化によるエアー過多 などです。
まずスパークプラグを換えてみます。
交換の後鬼キックしたんですが、かかりそうでかからなーい(´・3・`)
次エアクリーナーを見てみます。
エアクリーナーエレメントはスポンジ製なので、長いこと換えずにいると劣化してもろもろになって崩壊、すると
フィルターが無いことで空気を吸い込み過ぎ燃焼バランスが崩れエンジンがかからなくなります。
とにかくエアクリ開けていきま…あ?
蓋開けようとしたらなんか隙間から液体が滴ってきた…そしてさっきからほのかに漂うガソリン臭。
さらにボックスを留めているネジを緩めると
怒涛のように流れる…これはガソリン\(^o^)/わーーーっ
立ち込める香ばしいガソリン臭に鼻がちょっとイタイw
ひとしきりガソリンが流れ落れ出たあとに残ったのは
半崩れのエアクリーナー(;´・ω・)
やっぱり崩壊していたか…。
にしてもなんでこんなガソリンが流れこんだのかな?
もしかすると倒れたまま暫く置いてたのかなあ。オーバーフローしたガソリンがどくどく流れ込んだとか。
エアクリを外した後しばらく様子見てたんですがもうガソリンが漏れ出てくる感じもなく、吸込口を蓋したら
エンジン始動も確認ができました。
オーナー様よりあまり修理にお金をかけたくないということでしたのでプラグとエアクリーナーのみ換えてみて
試乗し、問題なかったのでこれでお返しすることにしました。
結局台風はきっかけのひとつだっただけで主な原因は経年劣化だったってことですね。
まあささっと直せてよかったです。めでたしめでたし!