さて、先日入庫したFIランプが点灯するGSX-R600車検・修理のご依頼ですが、まずワーニング(FI点灯)が
付く原因を究明しないと何も進めれません。
何故かというとFIランプが点いたままだと車検が通らない。そのことオーナー様もらしく原因が何か
そして費用がどれくらいかかるのかという不安があるようです。
しかしワーニングが点いているのに走行にはそんなに大きな支障がないらしい。そのせいで原因が何なのか
余計に分からないという状態です。
動作不良が原因でワーニングが点くってのがかなりベタに発生する症例とGSX-R乗りの中では有名らしい。
ちょっとネットで調べたらオーナーズクラブのサイトやら修理レポが出てくる今の時代って本当便利ねー(・∀・)
ただ、ネット上でたどり着く情報は全てが真実ではないし、イレギュラーなケースもあるので内容について
自身できちんと精査・検証が必要ですが。
ところでサーボモーターってなんだろう。私は聞きなれない部品なんですが。
店長に聞いたところ、低速走行時のトルクを確保するために排気ラインで動作する弁らしいです。
速度域が上がって排気流速が早くなってきたら弁が開くよう動作します。ヤマハでいうエグザップみたいな
やつですね!(ってエグザップ知らない方いたらゴメンナサイw)
話は整備作業に戻りまして。
店長がサーボモーターを動作させるワイヤーを点検、しかしそんな動作不良な感じは無い。
んー。ならばサーボモーター自体を見てみよう、と車体からモーターを摘出しオープン!
お!中に入っている樹脂のギヤが破損している。
ズームすると…
〇で囲ったあたりの歯が飛んでしまっています。
ちなみにこの樹脂のギヤの相手側のギヤは↓金属。
今回破損した側である大きい方のギヤも金属で作ったらこんな歯が飛んだりしなかったんじゃないのかな?
それとも両方が金属で作ると起きるデメリットがあったんだろうか。
摩擦熱が起きるとか、両方が固すぎることで磨滅しあってしまうとか…そういう材質バランスがあるんかな?
まあ大きいメーカーさんが色々計算したうえで設計してるんだろし私が考えて分かることじゃないかw
でもとりあえずワーニングの原因であろう部分が特定できたぽいのでほっとしました^-^;
オーナー様に内容連絡してサーボ以外の修理をどこまでやるか詰めていこうと思いま~す♪