近所の新聞屋さんのカブ110、今日はオイル交換をご用命下さいました^^
いつものようにオイルを抜いていると、抜き取ったオイルを受けるトレーに何か硬いものが落ちるような音がしました。
普通オイルドレンからはオイルしか出てこないはず って当たり前のことなんですけど、逆に言えば液体以外が出てくるのは普通じゃないってことです。
気のせいだったらいいんですが、気のせいじゃなかったら大変。抜き取ったオイルをさらい異物が本当にあるのかどうかを捜索。
そして、出てきた破片がこちら。
直径5㎜前後の破片が4つ。これは明らかおかしい、何かが中で起きている感じ。
観察すると出てきた破片は樹脂っぽいので中で踊ったとして攻撃性は高くないと思われます。
しかし何かが内部で破損しているのは間違いないしこのまま放っておいていいわけがない。
いつものメンテ(オイル交換)のみの予定でしたが急遽開腹せねばならない事態となりました。
このカブ110は新聞屋さんの配達エリアの中でも一番勾配がきつく距離も走らないといけないエリアを受け持っている為唯一の原付二種なのですが、だからこそなる早原因究明せねば(;'∀')
店長の予測ではカムチェーンのガイドあたりが崩壊したんではないかなという見立てなのですが、さてどうだろう。
さて。
ここは焦らず、まず掃除!
このカブのように山手を走っていたり過酷な使用でエンジン周りが汚れているものは開ける前必ず周辺の泥や砂汚れを落とすべしです。
開腹中にエンジン内部に砂がぽろっ なんてことになったら大変なのです^^;
ということでレッグシールド等外装を外しエンジン周辺にまとわりついている砂をブラシでこそげ落とした後念のためエアガンでブローもして、これで作業前の準備は整った!
いざ分解。
ヘッドをめくって、左右のカバーも開けて、そして疑惑のカムチェーンガイドローラーを摘出しました。
これ↑見ても破損してるかどうかあんまりわかりませんよね、でも裏返すとわかります。
裏表どっちも同じ形状してるはずのものが裏返すとこんな↓状態。
こっち側は見事に破損して形が変わっています。
これだけ形状が変わるほど破損しているってことは先に出てきたもの以外にも破片がいるはず。
樹脂とはいえ高速で回転しつづけるエンジンの中に異物がぐるぐるしていていいはずがない。破片を綺麗に取り去るためクリーニングします。
周辺軽く掃除しただけでこれだけ出てきた。
まだまだいるはずなんで、さらに分解して徹底的にクリーニングして排出しないと。
手間だいぶかかりますがそうこうしてるうち修理のために必要な部品が到着するでしょ~^^
続く。