ご近所の新聞舗さんから配達に使用しているカブがエンジンかからなくなったので見てーとご依頼。
新聞舗さんで不動状態になっているカブをトラックに載せて引き上げてきました。
確かこれ何度か修理やメンテで見てる車両だなあ、なんて思ってたら実際修理している店長はこの車両をしっかり覚えていて数年前に腰上オーバーホールしてるはず、と。
新聞屋さんにも聞いたところ同じく、前にも大掛かりに修理してもらっていると仰る。
どれどれ、と整備記録データを調べたら平成28年に十万以上かけて修理していた。
しかし、それから3年ほど経ち、距離も2万㎞ほど走っているので前回の修理がアレだったとかいうわけではないからねっ汗
なんて言い訳とかするつもりじゃないけど、言い訳っぽくなっちゃったなw
さておき、何が起きてるか、見てみます。
非分解の状態ではエンジンがかからず、焼けてるかも???っていう程度しかわからない。
この車両を使用していた人からの申告によると少し前からケースからオイル漏れしてたとのこと。
よく見てみると…打痕発見。
過去に走行中チェーンが外れ巻き込んだ際ケースに当たったみたいで、打痕のある付近から漏れが発生していました。
焼けの原因になるほど大量に漏れてたわけではなさそう?だけど…。
外側から見てても分からないのでエンジンを開けました。
ピストン焼けてました。
同様にシリンダーにもうっすらと傷が入っていました。
しかしオイル交換は定期でしてもらってるんですけどね。
さらに分解点検を進めていくと…でたぁ!
カムチェーンガイドローラーが崩壊していました。
ちょっと前にも新聞屋さんから預かったカブ110のカムチェーンガイドローラーが破壊したっていうのあったなあ、確かあの話もブログに書いたなと思い探してみたら、あったあった、この話↓です。
上のブログをさらーっと見返してみたら、カブ110も50もローラーの形が全く同じだった。デジャブか思ったのはそういうことかw
今回のカブ50はケースからのオイル漏れがありさらにエンジン内でローラーが崩壊し破片がオイルストレーナーに詰まったことで潤滑不良を起こしたのではないかと思われます。
そしてこれ直すとなったらまた十万以上かかりそう。
修理するかどうかの判断は所有者さまである新聞屋さんにお任せするとしますが…またも激しく壊れちゃったなあ…><;;