ご近所の新聞屋さんがご来店され、配達に使っているギヤの冷却インジケータランプが点灯したので冷却水を足してほしいと依頼されました。
本来冷却水はラジエターやエンジン周辺のウォーターラインそしてタンク内などをぐるぐる循環しつつエンジンを冷やしていますので減ったりはしません。
なのに水が減っていってインジケータランプが点灯するのはこの車体実は二度目。
状況からしてどこかのパッキンなどが抜けてそこから水漏れが起きていると考えるのが妥当と思われます。
前回水を補充したのは数か月前だったか…そのときもインジケータランプがしっかり点灯しており、冷却水はすっからかんでした。
今は冬とはいえエンジンを水で冷却しながら動かすのが前提の水冷車ですので冷却不足の不安もありますが、それより消えていった水がどこに行っているかも心配です。
冷却水が消えるってもどっかで蒸発してなくなるなんてことはまあなくて、どこかに流出してしまっているはず。
合わせて出力低下の傾向も出ているらしいのでとりあえず冷却水を足し、次ランプが点くまでどれくらいかかるか様子見つつそれまでにさらなる動作不良が起きたらその時考えようということになりました。
本当は問題が起きているのが確実なのでエンジンを開けるなどして点検をすべきなのですけど、今回が何故こんな消極的な対応なのかというと…
① まずは先に書いてるように出力低下の傾向がすでに出ているのですでにエンジン内が良くない状態であろうこと
② 冷却水を足したら規定量よりも入るので入れた尻からどっかに流れてるかもしくはかなりのすっからかん状態?ということ
③ そして冷却水は恐らく燃焼室に流れている(オイルは希釈され潤滑性能が低下している恐れがある)
④ この車体今走行距離8万㎞超えてて、距離相応に色んなとこがヤレてる!(・∀・)!
とまあ良くない要素が目白押しだから^v^;;
業務使用の車両はただでさえ酷な環境で使用されていることが多いので、不具合が出たときはとことんバリっと直すか全く直さず買い替えるかの二択にすべきです。
しかし今回の車両はあまりにも走行距離を重ねているしもう一切直さず水だけ足して様子見しようということにしたわけです。
配達中に致命的に壊れなきゃいいんですけどねえ…まあ毎日乗ってる方なら異常もすぐ気づくかな~?どうかな~?
今回の処置や距離は記録簿につけておいて、今後経過観察。
で、いずれ買い替えて頂くっていう感じですかね…まあそのあたりのタイミングはオーナー様にご判断を委ねることします^^;