今日は、数日前に書いたGSX1100Sのこと。
数日前の話ってなんぞ?と思われる方はこれ↓読んでください。
読むのだるいひとに一行で説明すると…
走行時ジャダー音が→クラッチ開けたら色々えらいことになってたYo\(^o^)/
で、この事態を受けクラッチ修理するかどうかオーナー様にご判断いただこうと思ったのですが、その前にひとつ懸念事項が。
実は以前GSX1100Sのクラッチハウジングがメーカー欠品してたことがあったのです。
なので店長の中ではいよいよ絶版?ムードが漂っておりました。
しかし今回念のためもう一度部品を検索したら…メーカー在庫あったじゃん!!やった♪
部品あるよ~ということをオーナー様に伝えたところ、修理するとのこと。
ということで交換に必要部品たちを発注し、それらがやっと到着しました。
揃った部品をちくわが検品中です。
もう、かわいいでしょ(はい親バカです理解してます)
さて、今回取り寄せたクラッチ周辺の部品ですが、ハウジングはノーマルですがそれ以外はF.C.Cクラッチキットにしました。
キットの内容は、ボス・プレッシャープレート・フリクションディスク、プレート、スプリングそしてワッシャープレートです。
そんなぐんぐん匂わなくても、ちゃんと部品あってるってば~^^
ノーマルで一式を揃えるより若干お高くなるものの、ボスやプレッシャープレートにはカシマコートなる表面加工してあります。
カシマコートって私今回初めて聞いたんですが、金属表面にアルマイト&モリブデン加工をし、耐摩耗性と潤滑性を高める処理だそうです。
当店で何度か話題にあげたWPCモリブデンショットに似ていますね!ぱっと見もつやの無いグレーだからアルミ色だからモリショされた部品に似てるなあって思ってたら、やはりモリブデンですか!
あとプレート類はノーマルより軽量化していることで、他の部品への攻撃性を若干でも薄めてくれそうです。
重さの違いは…写真じゃわからないかwとにかく軽いのよ、ノーマルよりw
さて粛々と組み付けていきます。
組付け後、ジャダー音が消えてるかな~っと確かめるべくエンジン始動させます。
すると…ジャダー音すっきり消えた!やったー\(^o^)/
ただね…入庫時はクラッチの異音で気にならなかったんだけど…なんか、カムチェーンのほうから音がするような…ンゴゴゴg…
そんなえらい音ではないのでカムチェーンテンショナーの調整でなんとかいけそう?てことでテンショナーを微調整していきます。
調整…む、む、む…
ムギィ!
オイルホースがアレしてテンショナーに届かない!/(^o^)\
キャブをずらして隙間を作らねば…orz
てことで周辺部品を外してなんとか工具突っ込む隙間ができました。
さあいざ調整しよう、としたらテンショナーの調整部が固着気味だった!フォー!!
…まあ、80年代のバイクだもんね、色々あって当たり前か…^^;
てことでなんとか調整をしてはエンジンに火を入れてをくりかえしていったところ異音は消え、イイ感じに仕上がりました。
その後試乗をした店長曰く、ばっちり!
特にクラッチの切れがサックサク!劇的です!
低フリクション最高~~\(^o^)/
ということで、Nさんお待たせいたしました♪
GSX1100Sクラッチ無事修理完了です。