今日はパワステ開業15周年記念日です\(^o^)/
数年前あるコンサルの方に、起業から10年で9割が倒産するっていうんだから10年以上続けているってすごい事だよーって言って頂いたことがあります。
どこ調べのデータなのか知らないですしそのデータに個人事業者は入るんだか不明ですが、まあそれはさておき長く続いてることに対し賞賛頂けたことも、こうして丸15年を迎えられたことも嬉しい限りです。
言うて15周年をこんな(コロナ禍)状態で迎えるとは思ってもみませんでしたけど~^^;;
こんな事態でなければいつもお世話になってる常連さんに声かけて飲み会するとか、記念品作ったりとかしたんだけどなあ…言うても詮無いことだけど。
というわけで今日も平常営業しますぞ。
丁度あるお客様から、ある部分のネジ山が飛んだので取って欲しいとご相談。
綺麗なCB400です^^
で、ネジ山飛んでるのが↓ここ。
寄り過ぎてどこだかわかりづらいと思いますが、車体左側面、ステップちかくのシフトアームを映したものです。
写真では分かりづらいのですがシフトアームの取り付け位置がちょっと奥すぎて、アームを締結してるネジが通っちゃいけない所に無理やり通ってしまっていまして、なのに無理に締めこんだことでネジの頭が飛んでしまったようです。
ネジの頭は飛んでしまったけど掴みしろが残っているのでプライヤーとかで挟み込んで回し取れるか試したのですが、狭いところに無理やりネジが通っている為プライヤーやペンチで挟んでもがっちがち、ネジ全然回りませんでした。
ドリルでネジを削り飛ばすか、っていうのも周辺にスペースが無さ過ぎて厳しい。
それに無理してあれこれして、シフトシャフトやらさらに奥のギヤ部分にダメージが出たら…いあもう今時点でシフトシャフトもガジガジになってる可能性は高いんだけど…。
結局、シフトアームをサンダーで削り飛ばすことにしました。
サンダーの刃は以前電車の整備をしてる常連Oさんに教えてもらった金の卵というのを使います。
これ結構薄い刃ですぐ減ってしまうんですけど、お勧めされるだけあって切削力すごいんです。
お勧めされたとき、切削力だけでなくてOさんの職場で使われている略称まで教えて頂いて…私はうっかりでかい声で ほお。金卵ね! と言葉にした後にこれはハメられた?と気づいたものですアッハッ。
そんな下ネタ?は置いといて…作業開始。
切削の前にちょっとひと手間。
シフトアームが締結されてる部分、スプロケットカバーは樹脂でできてます。
せっかく綺麗な車体なのにカバーや周辺の塗膜にサンダーの火花が飛んで焦げ跡とかできたら嫌なので、アルミ箔で養生しときます。
養生が済んだらいざ切削開始☆
さっすが金卵~ばーりばり火花散らしながらアームを削り飛ばしてくれました^^
そして折れたネジと共に撤去したところ…
なんとシフトシャフト、無事!
頭の部分は多少削れのようなのが見られるものの、ネジが無理に通ったことで潰れてるだろうなあと予想していたスプライン(シャフトに刻まれているしましまの溝)が全くの無傷なため交換せずにいけそうです。
削り飛ばしたシフトアームは換えないとですけど、アーム一つ換えりゃ済むので作業自体も短時間で済む。
ご相談頂いてすぐ見積した時はもうシフトシャフトも死んでいるであろう前提で計算していたので、これは嬉しい誤算。当初の見積もりの1/6くらいの価格で直せる…!
お客様聞いたら喜ぶだろうなあ~*^^*♪
当初の価格伝えた時点でやってしまってとGo頂いてるし、とりあえず部品取り寄せて修理して出来上がり連絡の時にサプラーイズ!に安くできましたよキリッ て感じで伝えて喜んでいただこう♪
てことでシフトアーム発注ぽち。そして発注後の内容をPCでちらと確認して…
驚愕。
えっえっ
なんやて?
入荷1か月以上先ーーーーー?!!
アームもう削り飛ばしまくった後でこれ…。
ぎゃーーーどうしようっ/(^o^)\
(シャフト換えるにしても)修理一週間かからないかとー って、確か言っちゃったよなあ?言っちゃったよ!!!
続く。