常連様から通勤用のスーパーカブ110の修理を依頼頂きました。
初めは駆動系(チェーン・スプロケ)をそろそろ交換せんといかんっぽいんやけど~というお話だったのですが、ついでにケース横からオイル漏れしてる部分やチェンジの曲がってるのとかも直しとく?…とあれこれ追加されそこそこがっつり整備になりました。
新車で購入いただいて10年以上になるし走行距離も
とまあなかなかの距離ですが、丁寧に扱えばまだまだ乗れるコンディションですからしっかり整備しておきましょう^^
てことでチェーンスプロケ交換完了し、次はエンジン周辺のオイル漏れ対策(Oリングやガスケット類交換)をしようってところで問題発生!
マフラーのエキパイ締結してるボルトがかじりついてるのか、回らない><
エンジンの熱がモロかかる部分なのでかじりついてしまってるのは不思議ではないんですが、そんなことより下手に触ってボルトをねじ切ってしまったりそれがきっかけでケース側まで損傷してしまったら…。
とにかく慎重にラチェットを回しますがすんなり緩んでくれる気配がないので今度はインパクトレンチ発動。
皆さんご存知かもですが…インパクトレンチは回す力の強さが特徴で、なおかつネジにがつんっと振動を与えながら回すので、ネジとねじ込まれている部分が張り付いているのを引っぺがしつつネジを回します。
なので手作業で回らなかったネジもインパクトだとすんなり外れてくれたりするんですよね~^^
去年新しく買い替えたインパクトは以前使っていたものよりも良いのでこれでさくっと回るだろ~と思いガツンガツンやってみました。
だがしかし…なんか、回らん!><;
カブ9万㎞の歴史舐めてた/(^o^)\
こんな場合でもケース側を傷めたりってよっぽどでないと起きないけど、衝撃与えた拍子にボルトが折れるのはよくある…日頃熱かかってるフランジボルトとか、特に折れやすい。
万が一折れた場合はリューターで折れこんだネジを削り飛ばせばいいのですが、場所が腹下だけにめちゃくちゃ作業しにくいんです、あと覗きこんでの切削作業は目に切り子が入ってしまうリスクもあるのでできれば折りたくない…。
だからなんとか穏便に!てことで引き続きインパクトのトルクをちょっとずつ上げ刺激を与えていきます。するとちょっとずつ緩んできた、でもすかっと回ってくれない。。
てことで最後は手作業。
メガネレンチでちょっとず~つ回して…
そしてなんとか折れることなく外すことができました~><;
チェーンスプロケ交換よりもこのボルト外す方が時間かかったわ!w
でもボルトを穏便に外してから以降の作業は順調に進めることができ、無事修理を終えることができました~^^
今回のトラブルはちょっと焦りましたが、これもエンジンがタフだからこそ起きることだと思います。長く乗ってるからこそ起きる経年劣化と言うか。
そして今回しっかりメンテできたしこれで当分元気に走ってくれるとおもいますが、さぁてどれくらい走るもんなのか?
カブはエンジンがタフなのが売りですからね~今後もメンテをさせて頂きつつ見守ろうと思います^^