ご近所にお住まいであろうご年配の方より原付のウインカーがうまく点滅しないとご相談を受けました。
車体は、2ストVino。
私も20代のころ同じモデルの色違い購入して乗ってたなあ。
つまり20年ほど前に製造されたモデル(と自分で言うて時間の流れにぐはっと吐血)…懐かしい(・∀・)
乗ってこられたのは私のお父さんだと言うてもおかしくない位のご年齢の方。
恐らく子供が使わなくなって置いていったのを使ってるパターンかなと思いつつ聞けばまさしく当たりでした。
で、不具合について話を戻しますが信号待ちでウインカー出したらランプは点くけど点滅せず、点きっぱなしになってしまう。
そりゃバッテリー上がりかな。
バッテリーがへたり過ぎてウインカーを点滅させるリレーを動かすほどの電力も残っていないのでしょう。
試しに当店に置いてある充電バッチリのテスト用中古バッテリーを繋ぐと元気にウインカーが動作してくれました。
このようにウインカーがうまく動作しないと前後の車両に曲る意思が伝わりにくく危険ですし、整備不良にもあたります。
解決するにはバッテリーを新品に交換するというとても簡単な話なのですが…何せバッテリーが高い!
バッテリー交換したら直ると金額と共に伝えたところそこまで出費したくないとのことで…。
まあ、今回に限らずであるのですこういう事案。
あるから何となく使ってるだけなので、高い修理代を払うのも買い替えて乗り続けるつもりも無い。
そも年齢的にもうそろそろ乗るのやめた方がいいかなと思っている。
大体原付が無くても自転車やバス使えばちょっと不便にはなるけど生活していけるし。
高額とはいえ定期交換部品であるバッテリー交換を躊躇われる理由はまあ、大体こういう感じです。
お気持ちはとても分かるんです~。
でも、直さないと整備不良車だし、バッテリーあげ切ったバイク乗り続けてたら電流制御ができなくなって他の電装を壊してしまう事もある。
だからってうちの店がサービスでバッテリーを差し上げるわけにもいかないですしね~、私たちも生活していく収入を得る為に仕事してますので。
結局は出来ることいくつか挙げて、その中からお客様にどうするかを選んでもらうしかない。
今回のVinoはバッテリーがかなり消耗してて復帰は難しそうだったけど、充電かけてみることにしました。
充電を終えた時点で一応ウインカーが点滅するようになったので、これでいつまでもつかは不明だけど様子を見てもらうことにします。
私たちは魔法使いじゃないしボランティアでもない。
だからって出来ない無理!で終わるんじゃなくてどうにか出来ることを考え提案していく努力が必要なのかなあと思った今日この頃であります。
でも無理な時は無理です…て言うしかないんですけどね!
おしまい\(^o^)/