先日当店で新車の原付にお乗り換えいただいたお客様のお話。
毎日通勤に使っていた原付をバッテリー上がったままキックで使い続けているうちキックでもうまく始動できなくなったのでお買い換えを決断頂いたのですが…そのエンジンかからなくなった原付というのが、こちら↓のJOGアプリオ。
個人的な話ですが、私自分で初めて買った新車がこのアプリオなんですよね。
当時まだ20代でバイクのことだけでなく色んなことをよくわかってない初々しい私でしたが、アプリオめっちゃコスパいい!って思いました、そして今でもそう思います。
なんせ車体価格が安かったんですよね!確か新車価格で11万とかだったよーな。
だけどメットインそこそこ広いしガソリン6リットルも入っちゃうし。
あと一見もっちゃりしたデザインだけど、これがまた秀逸だったり。一番前にモールがあるので外装傷いきにくいんですよね~。
そして何よりヤマハの2ストってエンジンがタフ!
このアプリオは規制入ってからのモデルだけど、私が乗っていたのはフルパワー7馬力時代だったのでよー走りました。盗難に遭うまで毎日通勤に大活躍しておりましたよ~。
などと思い入れでわーっと語ってしまいましたが、もうそれも20年以上前のお話(オォォォそれだけ歳とったのにあのころからあんまり成長していない我がよってそれは置いておいて)、なのにアプリオっていまだにこうして走ってるんですからね、すごい!
あ、いや。もうこの子はお役御免でした^^;
でも、ヤマハ2ストのすごいところは、20年経ったとしてもエンジン自体が壊れるよりそれ以外のとこが故障して乗り換えっていうことが多いんですよね。
このアプリオも実はエンジンまだまだ元気なんじゃないかな、どうかな?
キックスターターちゃんと動くようにしたらエンジン普通にかかるんじゃないかな?
そんな好奇心でエンジンをかかるかやってみようかなと思い立ちました。
クランクケース締結してるボルトを外し、ケースをプラハンでしばいて、開けます。
ケースをバンバンしばいて、合わせ目をゆるませてですね。
開け…
あ…
あっ、開かない!/(^o^)\
年月経ちすぎて、クランクケースカバー張り付いてるwww
まあ周辺バンバンしばきたおして、なんとか開いたんですけどね。
そして中を確認したら、キックスターターの部分のネジが緩んで一部脱落してギヤが動かなくなっていました、それをちゃんととめなおして組んで、エンジン始動してみました。
するとやはり予想通り、異音なくきれいに吹け上がりましたよ!
ヤマハの2スト50㏄って、ちょとタフすぎてオーバーグレードだなあって改めて思いました^^;
ただ、この車両に関してはもうバッテリーは上がり切ってるしシートはびりびりだしタイヤは前後共替え時っぽいし他にもベルトだなんだ色々出てきそうな予感がプンプンする。
このタイヤ、空気圧低い状態もしくはパンクしたまま走ったっぽいなぁ…ホイールも打った痕あるし^^;
まーでもオーナー様のほうでもう元とってるし買い替える!って決断されたからいいかww
ということでこのアプリオもエンジンが壊れたんじゃなくそれ以外がまんべんなく劣化してのお役御免でした。
やっぱヤマハ2ストすごいな~また作ってほしいなあ、無理だろうけど。おしまい。