今月の頭に車検で入庫したゼファー1100ですが、無事車検通ってお客様にお返しすることができました。
が、お返しした後に気づきました、ゼファーを停めていたあたりに液体がうっすらこぼれているようなような…。
位置的に、リアブレーキキャリパー臭い。
これはまずい！非常に！
ブレーキキャリパーピストンから漏れてるとしたらブレーキが効かなくなるかもしれない。それに今あのゼファーには社外ホイール履いてるのに、フルードがかかったらホイール表面の塗膜やられてまだらに剥けて汚っちゃなくなってしまう！
すぐにオーナー様に戻ってきてほしいと依頼しまして、Uターンしてもらいました。
入庫すぐ、まずはホイールを水ひたひたに染ませたタオルでふき取り。
フルードは水にすごく弱いので塗膜はこれで安心です。
それからキャリパーを分解していきます。
ちなみに車検整備の時にブレーキキャリパーピストンの状態があまりよろしくないことは分かっていて、研磨をしていました。
かなり腐食が深かったんだけど、ピストンシールにギリ当たらないかな～？って場所だったし、整備後車検に自走で行った際はどうもなかったんだけどなぁ。
（ちなみに検査場は往復で大体10㎞前後の距離あります。）
まーでも危険なことになる前に気づけたから良かった！
すぐに新しい部品を取り寄せ・交換しました。
ゼファーのブレーキキャリパーピストンはシールとセットになっている為シールも一緒に交換。
今回の漏れはシールが抜けて起きたんだろうと思いますのでセット出なかったとしてもシールも交換してましたが、とにかくこれですっきりです。
ちなみにすぐ戻ってきて下さったオーナー様は、前よりちょっとリアブレーキの踏みしろが深いような気がするな～？と思ったものの効いてるし異常が起きているとまでは感じなかったそうですが、とにかくご無事でよかったです＞＜
ピストン交換後かちっとブレーキが効くようになったので今度こそお返しさせて頂きました。
ところで、ブレーキフルードの漏れにすぐ気づけたのは実はちくわのお陰だったりします。
ちくわがうちのお店に来てから、店長はめちゃくちゃ店内の床をこまめにお掃除するようになりまして。
店内では体に有害なものもそこそこ取り扱っているので、ちくわタンが間違えて口に入れてしまわないようにということで毎朝早めに店に出て拭き掃除してるんですよ＾＾；
先に塗装表面を侵してしまうと書きましたが、それほど刺激の強いブレーキフルードは勿論のこと、クーラントだって少量でもめちゃくちゃ有害というのは有名な話です。
なのでこれらを直接舐めなくても液を踏んづけてしまったその足をぺろっと舐めただけでどうにかなってしまうかもなんです。
だから作業中に何かをこぼしたりしても店長はすぐ拭き取ったりして床面チェックしてたんですが、ちくわの健康を考えてしてたことがこんな形で役に立ってくれるとは思わなかったなあ。
かわいいだけじゃなく役に立っちゃう、うちの猫ちゃんたらもう！最高！！＼(^o^)／
猫ブログっぽくなってきたところで今日はおしまーい！
