POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

錆のせい、だけでもなく。

 常連様から、パンクしてタイヤの空気がベコベコになってしまっているのでレッカーに来て欲しいとご依頼の電話があり、車両を引き取り行ってきました。

 自走できないくらいに空気抜けきってしまっていると電話で仰っていたのですが、実際見たらタイヤがホイールから外れてエア全漏れ状態でした。

 ここまでベコベコ状態で無理に走るとお尻ぐにゃぐにゃ滑って危ないし、ホイールを痛めてしまうかもしれないのでレッカー依頼頂いて正解ですね☆

 さておき、パンク箇所を特定するために一度高めにエアを入れてからタイヤ点検していきます。

 すると、あんなにベコベコになってたにもかかわらず刺さっているものは見つからないしどこからも勢いよくエアが漏れてこない。
 が、なんかヘン、と異変に気付いた店長。
 どうもビード面にシーラーではないけど、なにかが塗られた形跡があるそうで。

 ちゃんと調べるために圧高めに入れたタイヤのエアを全部抜いて、ビード周辺を調べると…。

 ビード落としたところかから覗き見るとホイールがしっかり錆びてました。
 これだけ錆びてたら外からビードシーラー塗っただけじゃちょっとあれですよねえ、一度錆を綺麗に落としてあげないと…。

 そして変なのはそれだけではなく。
 どうもビード面に塗られていたものがビードシーラーではなくシリコーンシーラントぽいっていうアレ…汗

 しかし、上の写真で本当にツッコミ入れないといけないところはシーラントあれこれじゃなかった。
 このタイヤのサイドをよーく見てください。
 上の写真じゃちょっと見えにくいか、では、ズーム!

 チューブレス車なのに、チューブ用タイヤや~~\(^o^)/
 錆びてたからエア漏れたんだろうけど、でもってシーラーっぽく液体ガスケット塗ったり、でもタイヤがそもそも適合してなかったという、なんともアレだらけでした。

 とりあえずオーナー様にすぐご連絡し、電話で詳細説明しても伝わるかどうかだったので、タイヤは交換になりますよーとだけお伝えしておきました。
 幸いオーナー様は長いお付き合いだからか簡単な説明でもすぐ納得頂けたので、ちゃんとした説明はお返し時にするとして…早速作業開始!

 ホイール内壁をしっかり錆こそげ取って研磨してからビードシーラーをしっかり塗ったのち新しいタイヤを装着しました。

 錆が結構酷かったので交換後エア抜けないか様子見る為にこのまま一晩お預かりをします。
 いつどこでどんな経緯でこういうことになったのか謎ですが、古いバイクはなんか色々ミステリーがあるなあ。。おしまい。