さて、先日入庫したSRX-6の話です。
オーナー様より最近走ってたら失火してるような挙動が出てきたとのことでお預かりしたのですが。
この春に車検でお預かりしたときは特にそういう不具合は聞いていなかったし勿論お預かり中に動かしてみてもそんな素振りはなかったのですが。
SRX-6の最終型というても30年は経ってる車両ですのでまあ色々出てきますわ…っていうてもアレですから、その色々を特定せにゃ~なりませんね!
お預かり時にオーナー様と話をしまして、イグニッションコイルやプラグキャップかな~?まだはっきり分からないけれどもこいつらもう部品あるうちに交換しておくことにしよう!ってことになっています、でもってそれらが今日入庫しました。
で、いざこれらを交換をする前にどんな風にふがふがするのか体感する為に試乗してみます。
すると店長いわくコイルとかそっち系の挙動じゃないような気がする、とのこと。
外したコイルやキャップにテスターを当て、マニュアル記載の正常値と見比べ。
んんー…正常値、だ…/(^o^)\
部品はどっちせ換えちゃう前提だったのでアレとして、しかし原因が別ならばそれを判明させないと。
で、店長が次に疑ったのは、キャブでした。
分解したところ、フロートチャンバーに茶色い錆が溜まっていました。
(私がしらん間に作業されてたのでキャブ分解時の写真は撮り損ねましたorz)
キャブの中から錆が発生することはまずありません、発生源は恐らく、タンク。
てことでタンクの中覗くと錆が浮いてきてるのが確認できました。
(ていうてこの下の写真はある程度掃除した後の写真です、これも作業前の姿を取り損ねたんどす汗)
中のガソリンをひとまず全部抜いてからっぽにし、それから中にウエス突っ込んでできるだけ錆をこそげ取り、そのあとはエアガンでエア送って乾燥させます。
うっすら茶色い煙が上がってるのは錆の粉末です。店長あとで鼻かんだらきっと茶色い鼻くそがでることでしょう、もしかしたら横で見てた私の鼻からも出るかも(というどうでもいい情報)。
明日は定休日なのでタンクはまだガソリン入れず空っぽ状態にしておいて店内で乾燥させとこうと思います。
錆はそんなに酷くなかったのでこれで様子見でもいいのか…いやでも部品としてはとうに絶版のタンクが、錆を繰り返していくうちに穴開いちゃったら…っていう不安もあります。
数年前にも一度施しているタンク錆取りをもう一発やって錆の根っこをがっつり取り除いてから、さらにタンク内側のコーティングをしてあげたほうがいいのかもしれないなあ…。
ただこれやるとしたらまた薬剤別で手配しないとだし時間も費用もそれなりにかかるのでまたオーナー様と相談してから決めようと思います。続く。