POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

2ストビーノ分解点検

 先日入庫した、タイムスリップビーノさんを今日は分解点検していきます。

 まず、絶対にあかんであろうキャブを開けていきます。
 最近キャブ車の原付自体減ってきましたが、さて熟成期間10年モノのキャブはどんなことになってるかな…めちゃくちゃ腐ってると思いますが。

 ということでいざキャブオープン!

 ん~~~イイ感じに出来上がってました!
 ガソリンと言えば琥珀色の液体ですが、長時間放置するとこんな風にこげ茶のどろどろジェル状に変質します。

 ちなみにガソリンが変質するとめちゃくちゃ臭くなるんですが、予想してたほどクサガス臭しませんでした!
 どうも時間が経ちすぎてニオイの向こう側(異臭ピーク越え?)に行ってしまったっぽいです。

 異臭ピークパワーの時だとニオイで食欲失せるほど気持ち悪なる、それくらい強烈なんですけどね~^^;
 これ大げさでなくホント、酷暑でもほぼ食欲減退しない食いしん坊な私STAFFが瞬間的に食べる意欲を失う、それほどのニオイなんですよ、クサガス臭って。

 最近ウエイト気になるし、クサガスダイエットでもしようかナ~アハハー(・∀・)
 …って自分で書いといてアレですが、マジでツラすぎヤダーー!!て叫びたくなる、そんな臭いですw

 ちなみに件のキャブ、臭いはピーク越えしていましたが汚れはガッツリしっかり。

 ガソリンが変質して煮凝り状/(^o^)\

 ジェット周辺の汚れは結晶状になってました\(^o^)/
 まあでもキャブ内はケミカルで漬け置きした後しっかりお掃除したら再利用ができそうです♪

 キャブの次に疑わしいのは、ガソリンタンク。
 中がドロドロになってたり結露による水分混入からの錆発生してたら、状態によってはタンク交換しないといけないかも…てことでタンクキャップオープン!

 写真では底部分うまく写せなかったんですが~~無事でした!^^
 タンク内に多めのガソリンが残ってたのが幸いしたのかガソリンが酸化による固化するまでに至らず、結露等による錆も発生しなかったようです。
 とはいえ中に長く入りっぱなしだったガソリンをこのまま使うことはできませんので新しいガスに入れ替えが必要かと思われます。

 そして次に心配だったのは、エアクリーナーボックス。

 このボックスの中には本来エアクリーナエレメント(シート状のスポンジ)が入っているんですが、開けた時にもろもろっと崩壊しましたのでポイしちゃいました!
 ちなみにエレメントの残骸があったので写真撮ろうと手に取ったら、自重に耐えられず持っているところからどんどん崩れていくので持っておくのも大変な状態^^;

 まあ、エレメントは交換しないとまともにエンジンかからないしエレメント自体は安いものなのでアレですね!

 あとはフューエルパイプやオイルパイプなどのゴムホースは動かし出したらまあ高確率で割れて液漏れすると思われますので交換が必要です。
 最後に一番単価の高い部品ですが、これ以上ないってほど死んでるバッテリー、これを交換してあげたらバッチリじゃないでしょうか。

 以上を踏まえて見積書を作成し、金額が出たのでオーナー様にご連絡しました。
 すると、それでお願いしますとGoサインが出ました^^

 ということで早速修理していこうと思います!
 が、長くなったので今日はここまで。