POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

これも約17年前

 長期放置車の修理見積依頼がきました。車両はスマートDio

 長期いうても放置期間2~3年のことみたいです、まあ原付が不動になるには十分な年数ではありますが。

 しかしもう少し高年式の車両であれば少しお金かかってでも直してあげる方がいいのかなあーと思うのですが、なんとも微妙なお年頃の子です。
 昨日17年前の話をだらだら書きましたが、偶然にもこのスマDioが新車販売されてたのも確か17年前とかなんですよね。

 こんだけ年数経ってしまっていると見える部分の故障を修理しても、なんか出てきてしまうかもーっていう心配があるし、スマートDioは数年でエンジン形式が全然違うDio(Todayエンジン)にモデルチェンジしているので、固有部品の在庫がメーカーにあるのかちょっと心配。

 これがほとんど原型を変えずちょこっとしたマイナーチェンジだけで10年以上販売してた4ストJOGであれば、部品の心配とかあまりないんですけど。

 あと、何気にスマートDioは搭載しているバッテリーが高性能タイプなので値段がめちゃお高いってのと、エンジン深部のベアリングにダメージが出やすい車種という憂いもあります。
 あんまりお金かかっちゃうようだったらどうしようかってなるでしょうし、直す以前にすでにエンジンから異音出てしまっていたらもうやめた方がいいと思いますし。
 でも今エンジンかからないから、異音がでてるかどうかもわからないという悩ましさ。

 ここはまず見積出す前に手持ちのテスト用バッテリー積みつつキックでエンジンかかるかどうか試してみます。
 放置数年のキャブ車だったらキャブ内腐ってるかもとは思いつつ、ダメ元で鬼キックを連発。

 すると、保管されてた環境がよかったのか、なんとキックでエンジンがかかりました。
 そのままレーシングしていったところ、異音無し。よかった!\(^o^)/

 これでベアリングの心配はないし、キャブ清掃もしなくていいとわかりました。
 しかし先に書いた高いバッテリーは交換必須だし放置中にタイヤがガッチガチに硬化してしまっているので前後で交換しないとダメそうです。

 バッテリーとタイヤだけでかなりの額いっちゃうけど、あとはオーナー様にご判断頂くしかない。てことで明細出来上がったら連絡しようと思います。


 あれこれしてたら午後になりまして。
 予定通り店長はGSX-Sの車検に旅立ち。

 かなり弄ってある車両なので、先に構造変更ちゃんとしてあるとはいえ検査ラインで色々とチェックされるだろうなあと思います。
 ちゃんと整備してるし大丈夫だと思いますが…無事通る事を祈りつつ店長を見送ったSTAFFであります。おしまい。