エンジンがかからなくなったという原付が入庫したので、とりあえず原因を調べています。
オーナー様いわく、停止したとき腹下から煙が出たとかいうことで、確かに預かった時車体からうっすら異臭もしたのでこのままだと車両火災になる疑いがあります。
実はこの車両かなり走行されているので修理されるか買い換えるか決めかねておられるようでしたが、火災になるかもな状態じゃ危なくて整備どころじゃないので先に煙の原因を突き止めようと思います。
店の中で引火したらまじ恐ろしいので念のためタンクからガソリン抜いて、それから調査開始。
↑ちくわも無駄にやる気満々なんですがwww
さて。ワーニングが出ていてエラーのシグナルが出ていたのでコンピュータに繋いだところ吸気温センサー異常エラーが読み取れましたので、吸気センサー周辺を調べたところ、配線が一部損傷しているのを発見。
配線を修正したのち周辺の抵抗値をチェックしたら、ちゃんと導通が確認できました。
その後エンジンかけてみたところ問題なく始動しエラーも消え、煙がほわっと上がったり異臭もしなくなりました!
これで火災あれこれは心配なくなったとして、あとはこの影も形もないエアクリ、新しいの取り付けしたらとりあえずしばらく問題なくお使い頂けそう?(・∀・)
ただ、バッテリーの電力がかなり低下してるのでレギュレターも怪しい感じです。
そして現状走行距離が8万超えているので、あとは発生対応もしくは大きい故障が確定したときにお買い換えを検討いただいた方がいいかも~。
とまあそんなことをオーナー様にお伝えしたところ、もう買い替えるとのご決断をされました。
断線修理したのに~…とは思わず。
だって修理空振りより火災の方がイヤですので^^;
そんなわけでこちらの車両は廃車することとなりました。おしまい。