POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

点検

 某大形店舗では半年だか一年だか、定期的に点検をするように勧めているそうです。
 (それも有料で、だよww)
 
 点検…そんなしょっちゅうなにを見るんだろう。
 なんぼ点検したってもその次の日に壊れることだってあるだろに。
 確かに原付もオートバイもオーナーさんが知識のないまま乗りっぱなして結果壊してしまう事はあるです。
だからといってそんなに点検をすることが結果故障を防ぐことになるのかなあ?
 
 
 昨今なんでも便利になりすぎて、結果人が考えることを怠けるような事態を招いている気がする、そっちのが
問題だと思うんだよなあ。
 
 
 一昔前は車もバイクもドライバーさんにもうちょっと基礎知識があったんぢゃないでしょうか。
 それは製品が故障してあたりまえだったことがあるんでしょうけど、なんぞあったときはドライバーさんが
自分でどうにかならないか色々やってみて、それでもどうしようもなかったら修理工場に持っていくという
形だったかと思います。
 
 しかし今は製品のクオリティが上がってそうそう故障することはなくなりました。 
 今なんて勝手にブレーキをかけてくれたり、ロックを防ぐよう圧を調整までしてくれます。
 その弊害といいますか、製品に恵まれた結果その車両がどんな機構でどのように動いているかとか
どういうクセがあるか等理解しなくたってダレでも簡単に乗れてしまうという事態になりました。
 
 
 ダレでも簡単に、これは素晴しいことではあります。
 日本の技術の高さ・日本企業の努力の賜物です。
 
 
 ただ、いくら車両が優れていても車両の状態やメンテナンスサイクルなどはオーナー自身で把握しないと
いけないはずです。
 なのに点検点検いうてディーラーがお客を無理に呼んで手取り足取りやったらオーナー自身は
どこがどうなってるか分からくなります。
 もしも不具合があったとき自分では理由がさっぱり分からずで、さらに場所や時間的な問題で
ディーラーに頼れない場合はどうしていいか分からなくなりますよね。
 
 
 便利さを提供するのと、お客を甘やかすのはちょっと違うと思うんだよなあ。
 だから、うちでは定期点検だ半年点検だなんていうのには大反対!
 
 
 点検なんてしなくても毎日使っててある日なにかが起きたら異変感じれるでしょう。
 感じたらそん時に修理に持っていったらいいんじゃない?
 異変がわからない?それは知ろうとしないから。
 異変を感じ取れるようにもっと車両の状態に興味持って自分で管理していったらいいじゃない。
 タイヤの空気やオイル交換等の最低限のメンテナンスを自分で意識してるだけでも全然違うと思う。
 
 
 
 今日オイル交換にきてくれたお客様、お待ちいただいてる間に話をしていたら、最近エンジンのかかりが
わるい気がするーとのことでした。
 そういえば、ずーっとエンジンオイル・ギヤオイルの交換は来てくれてるけど、それ以外のことってタイヤ交換
くらいしかしてないなー。
 ちょっとこの機会に各所手入れましょうか!
 
 
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 てことで、追加でスパークプラグを変えエアクリーナーを清掃しクーラントを交換しました。
 そう、この車両かわいい形しながら、強制空冷じゃなく水冷なんですよねwww
 
 検査つきの車両で水冷の車両を所有されてる方なら必ず2年に一度はクーラント換えますけど
原付ユーザーさんだったら自分のバイクにラジエターがついてること自体知らない人が殆どだと思います。
 このオーナーさんいつも来てくれるんでこちらもうっかり案内わすれてたけど…本当はもうちょっと早く
変えてあげたほうが良かったなあ。出てきたラジエター液、めんつゆみたいな色になってましたwww
 
 
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 本来はこんな流れがベターなんやないかなと思うのですよ。(めんつゆがでてくることでわないぞww)
 
 オーナーさんが何か異変に気づく、それに私たちが対応する。
 これなら壊れてないうちから無駄に点検で時間や費用をオーナーさんは費やさなくて済む^^
 お客さんも色々聞いた上で的確に解決する方がちゃんと対応してくれていると感じるのではないでしょうか。
 そして自然にお客様との信頼関係もできていくんぢゃないかなあ…そうそううまく行かないか?いあどうだろw
なあんて思った今日この頃であります。