POWER STATION STAFFのつれづれ日記

2006年2月にOPENした高槻市別所交差点にあるオートバイショップの修理レポ・日常あれこれ・看板猫のことなど他愛もない話。

ブラシ

 数日前だけど、20時前くらい、店じまい終わったあと店内でしっぽりビールのんでた(ぁっ汗)ら
常連のXRさんから電話が。
 通勤で使ってるシェルパのエンジンかからんくなったあーと救援要請。

 すみません、もうしっぽりやっちゃってます!救援不可だっっ(^o^;)
 そう答えたらさすがXRさんお酒飲んでしまってるのは承知済みで、バイクは自宅にあるから、近日中に
引き上げて直して欲しいということでした。
 それならOKだぜっ!(*・ω・)b

 ってことで連絡貰った翌日に引き上げてきました。
 さて、何が原因かな。


イメージ 1
 

 分解する前からもう店長はどこがダメなのかもう分かってる、スターターモーターだって。
 そういえばだーいぶ以前にシェルパのスターター内のブラシがアカンくなってあれこれって事例があったなあ。
 それも一台でなくて二台くらい、ブラシがあかんってあった気がする。シェルパにはよくあることなのかな? 

 とりあえずスターターモーター分解してみます。


イメージ 2


 モーターって電気が流れることで機械的な動力が発生するようになっている装置です。
 中に、電気が通ると磁界が発生しくるくる回り続ける機構がありますが、中心部にあるコアに接触しつづけ
電気を通しているのがブラシという部品です。
 そのブラシがすり減ってちゃんとコアに接触が出来ないためコアに通電せずモーターが回らないのでは
ないかと予測。
 
 分解してみたら、やっぱりブラシがすり減りまくっていました。


イメージ 3


 矢印の部分がブラシです。
 オレンジの矢印で指しているほうがより減っていますが、新品のものと比べたら長さが半分かそれ以下に
なっていました。

 このブラシ(削れている部分)、素材は黒鉛(カーボン)です。
 金属と接触しつづけても摩擦がすくなくコア側を痛めない、かつ電気を通すことができる素材なのでしょうね。
 ただ、接触する側の金属を痛めない代わりにこのブラシ自体が摩滅してちびっていくんですね。
 一応少々削れても大丈夫なようにバネで内に飛び出すようにはなってるんですが、摩滅しすぎて限界が
きたみたいです。

 ってことでブラシを交換したらばっちりスターター直って、エンジンもすっとかかるようになりました!


 めでたしめでたし(^o^)