混乱はだいぶ収束してきたようです。
その証拠に先日エヌ・イーさんに外注に出したエンジンパーツたちは到着予定日通りにこちらに到着。
このしっとりした鈍色をまとったパーツたちは何度見ても美しさにため息が出ます。
これらも組んでしまうと見れない部分なので、オーナー様にこの明らかにアルミ地とは違うしっとりなめらかに
加工されたパーツたちを直接見たり触れたりして頂けないのは本当に残念に思います。
あ、近所に住む常連さんがご依頼頂いたときは組む前に見てもらったなあ。
加工されたピストンピンを同じく加工されたピストンに押し込んだときの低フリクションっぷりに感動されていた
のを覚えています。言葉で表現しにくいけど…もう、するっ ていうか、スコッ ていうか…そんな感じですよ!w
今回シリンダーやピストンリングも加工していますからピストン↔ピストンピン間だけでなく
シリンダー↔ピストン間のフリクションも大きく低減します。
色が変わっているのがわかりにくいけど、このシリンダー内壁もWPCモリショットされてます。
つまりフリクションロスが大幅に減るので摩擦により損失していた力はエンジンのパワーに加算される→
馬力が上がるのと同等の効果になります。
この理論は今までWPCモリショットを施した車両たちで実際に何度も体感していますので確かかと思います。
今回加工をしたKSRは広げすぎた排気量を耐久性のためにダウンするという作業をしているので、
それに伴うパワーダウンをポート研磨やWPCの加工によっていくらかは埋めることができるのではないかと
期待しています。
勿論、耐久性は確保しながらね^^
だらだら話してんで、はよ組めやと言われそうですがまだエンジン組めないんだなあ…。
クランクやらその周辺の純正パーツがバックオーダーのせいで入荷してないの(;;)
なので下ごしらえだけしていきます。
到着した加工済ピストンをさらに加工しちゃおうかな。
ピストントップを研磨します(・∀・)
安心して下さい、トップ部分はモリショットされてないです、なのでせっかくの加工が取れちゃう なんてことぁ
ありません。
このトップ部分よくカーボン堆積する部分、磨いてツルツルにしたら汚れつきにくくなると思います。
あと、ピストントップをつるつるにすることで表面積を減らすという狙いもあるそうです。
燃焼室で点火された混合気が爆発しその力でピストンを押し下げる際、ピストントップに燃焼中の混合気が
触れると熱が奪われるそうです。
トップ表面を磨き凹凸を減らすことで触れる表面積を減らせば放熱が減る→スムーズな燃焼につながる
とか店長がいうていたけどもう高卒女には何のことかフハハハ。
とにかくパワーを上げる努力なんですって!このごしごしは(*・ω・)
さあ、磨けたよ。
ぴかーん(・∀・)
私の指が映るくらいにぴかっとしましたよwww
これも組んでしまうと次バラすまで見れないのが残念^^;
今日はここまで。